研究課題
挑戦的研究(萌芽)
Speech-laughとは,発話中に肺からの突発的な呼気流により生じるしゃべりながらの笑い声のことで,声の震えや気息性のある声質を伴って発声される現象である。本研究は,どのような声道形状であるときにspeech-laughが生じやすくなるかを明らかにするため,音声対話コーパスを使用してspeech-laughの冒頭の音素がどのような調音であるのかを音響音声学的に検証する。また,speech-laughの発生機序に準じてその発生タイミングを操作した合成音声を作成し,その発生タイミングがどの程度speech-laughらしさに寄与するのか検証する。