研究課題/領域番号 |
22K18478
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 北里大学 |
研究代表者 |
三田 順 北里大学, 一般教育部, 准教授 (20723670)
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研究分担者 |
武村 知子 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 教授 (60323896)
奥 彩子 共立女子大学, 文芸学部, 教授 (90513169)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | イストリア / カルスト / ユーゴロック / トリエステ / プーラ / 比較文学 / 比較芸術 / 地理学 |
研究開始時の研究の概要 |
地理学、歴史学、各言語文学(スロヴェニア語、クロアチア語、イタリア語)、映像を専門とする研究者による学際的アプローチを用いて、後天的、抽象的要因(歴史、文化)に加え、先天的、具体的要因(気候、地形)が文学に与える影響を考察し、イストリア半島の風土(例:カルスト地形)と結び付いた越境的詩学の可能性を探る。
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研究実績の概要 |
初年度はイストリア地域一般についての知識を深めるため、本課題のために立ち上げたイストリア研究会において、バルカン半島の政治史を専門とする山崎真一氏(研究協力者)に歴史学の観点からイストリア半島に焦点を当てた連続講義を依頼し、研究対象地域の歴史一般、および政治と結びついた大衆文化についての概観を得ることができた。また研究代表者が本地域を特色付けるカルスト地形について報告を行い、本課題における地理的アプローチについての土台を共通した。加えて、各自が担当地域、分野に関する一次文献を収集した他、渡航が可能であった者はイタリア語圏の中心都市トリエステ、およびイストリア半島の突端に位置するクロアチア語圏の都市プーラでのフィールドワークを行った。その他、スロヴェニア語圏を担当する研究代表者はスロヴェニアの国際シンポジウムにおいて言語学的視点からの研究発表を行い、その成果を論文の形で発表した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本課題を円滑に進め、研究分担者および協力者間の意思疎通を図るために研究会を組織し、初年度はオンライン形式ではあるが三回開催することができた。年度前半は感染症の影響で渡航が難しい地域もあり、国外調査については計画通りに進まない部分もあったが、秋以降この問題は解消しつつある。
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今後の研究の推進方策 |
次年度は本課題における「境界地域」概念についての共通理解を構築することを狙いとし、各学術分野における境界概念の先行研究を整理しつつ、本課題における適用方法を探る。夏には研究分担者、協力者と共に十日程度のフィールドワークをイストリア半島において行い、各言語圏、地勢についての理解を深める。また、国外よりイストリア地域を専門とする研究者を招聘し、講演会を開催する。
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