研究課題/領域番号 |
22K18480
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分2:文学、言語学およびその関連分野
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
沖村 宰 昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 講師 (90767782)
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研究分担者 |
木山 幸子 東北大学, 文学研究科, 准教授 (10612509)
岩渕 俊樹 浜松医科大学, 子どものこころの発達研究センター, 特任講師 (20711518)
小磯 花絵 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所, 研究系, 教授 (30312200)
前田 貴記 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 講師 (40296695)
幕内 充 国立障害者リハビリテーションセンター(研究所), 研究所 脳機能系障害研究部, 研究室長 (70334232)
寺井 あすか 公立はこだて未来大学, システム情報科学部, 教授 (70422540)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 自閉症スペクトラム障害 / コーパス / 人工知能 / 語用論 / sense of agency |
研究開始時の研究の概要 |
精神医療での医師の患者への問診による診断や病状把握では、医師の主観的バイアスや医療コストが課題である。その改善策として、問診会話のコーパス化及び発話特徴の抽出と、それを用いた診断支援AIの開発を目指す。また、精神障害者の発話コーパスの公開化も目指す。本研究では、精神医学・言語学・AIといった専門家が連携体制を組み、①自閉スペクトラム症患者と統合失調症患者を対象とした問診会話をコーパス化し、②語用論に焦点化した質問紙検査・心理実験・シミュレーション実験と発話における自己主体感を評価する行動実験をし、③これらの実験結果を基にしたアノテーションをコーパスに施し、④問診会話の客観的定量化を行う。
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研究実績の概要 |
代表者の沖村は、2022年8月から昭和大学発達障害医療研究所の専任講師となり、ASD患者の調査対象者や研究実施場所を昭和大学発達障害医療研究所に移した。その結果、リクルートはしやすい環境となった。コーパス作成のプロセスや語用論に焦点化した心理行動実験と質問紙検査は共同研究機関と議論しながら作成し、2023年3月に「昭和大学における人を対象とする研究等に関する倫理委員会」にて承認を得た。その後、調査対象者のリクルートを開始している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
代表者の沖村が、2022年8月から昭和大学発達障害医療研究所に研究機関を移したことと、新型コロナウイルス感染拡大予防に伴う調査対象者リクルートの支障のため。
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今後の研究の推進方策 |
昭和大学発達障害医療研究所にての調査対象者リクルートをして、コーパス作成のプロセスや語用論に焦点化した心理行動実験と質問紙検査の実施と解析を共同研究機関と進めていく。
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