研究課題/領域番号 |
22K18530
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分7:経済学、経営学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
瀬谷 創 神戸大学, 工学研究科, 准教授 (20584296)
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研究分担者 |
高野 佳佑 一橋大学, 大学院経済学研究科, 特任講師 (10909964)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 統計的仮説検定 / 実証分析 / p値 / 推論 / 実証研究 / 小標本 / 大標本 |
研究開始時の研究の概要 |
現在の統計学における中心的な手法は,Neyman-Pearson流の統計的仮説検定である.近年統計的仮説検定への疑問が投げかけられ,中心的概念となるp値の使用禁止まで明言する論文誌が現れるまでに至っている.経済学でも著名な国際誌で特集が組まれるなど注目が高まっている.本研究ではNeyman-Pearson流の統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性について検討し,将来への道筋を立てることを試みる.具体的には,小標本における統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討,ビッグデータにおける統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討に取り組む.
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研究実績の概要 |
現在の統計学における中心的な手法は,統計的仮説検定である.近年,心理学や医学分野を中心に統計的仮説検定への疑問が投げかけられ,そこでの中心的概念となるp値の使用禁止まで明言する論文誌が現れるまでに至っている.一方で経済学では,このような動きへの反応は比較的遅かったといえるが,著名な国際誌で特集が組まれるなど,注目が高まっている.そこで本研究では,Neyman-Pearson流の統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性について検討し,将来への道筋を立てることを試みる.具体的には,[I] 小標本における統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討,[II] ビッグデータにおける統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討を目的に研究に取り組む.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
本年度は,主に[II] ビッグデータにおける統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討に関して既往の取り組みのレビューを行った.また,Bayes factorがp値を補完ないし代替する指標となり得るかについて,理論・計算の両面からその限界点を含めた検討を開始した.この取り組みは現在進行中であり,来年度も継続する.
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今後の研究の推進方策 |
来年度は,[II]を進めるとともに,[I]の小標本における統計的仮説検定の限界と補完・代替可能性の検討に取り組む予定である.具体的には,アメリカ統計学会のAmerican Statistician 誌上にequivalence testing,second-generation p-values,p-value functionなど様々な手法が提案されており,本研究ではこれらのASA声明後の様々な改良案を整理し,数理的検討,シミュレーション,実証分析を通して,これらの経済学分野への適用性を明らかにする.
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