研究課題/領域番号 |
22K18637
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分9:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
森山 花鈴 南山大学, 社会倫理研究所, 准教授 (40635702)
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研究分担者 |
辻本 耐 南山大学, 社会倫理研究所, 研究員 (30908463)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2023年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2022年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 自殺対策 / 自死遺児支援 / グリーフ / 自殺予防教育 / 支援者支援 / 絵本 / 授業 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、自殺で親を失った子ども(自死遺児)に配慮した自殺対策プログラムの開発・提案とその教育効果の検証を目的とする。児童向けの自死遺児支援を含む自殺対策プログラム(読み聞かせ用の「絵本」付き)の作成とその効果について検証する。 日本では自殺予防教育が進められてきているが、教育を受ける子どもたちの中には、自殺を考える子どもたちや親が自殺している子どもたちも数多くおり、現場の教育者・支援者は、どのように子どもたちに接すれば良いのか悩んでいる。 本研究では、特に自死遺児に配慮した新たな自殺対策プログラムの開発と子どもたちに実際に活用してもらえる読み聞かせ絵本の作成を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究は、自殺で親を失った子ども(自死遺児)に配慮した自殺対策プログラムの開発・提案と、読み聞かせ用の「絵本」の作成およびその効果検証を目的としている。 日本では、自殺予防教育が進められてきたが、2022年10月に策定された新しい自殺総合対策大綱の中でも「SOSの出し方に関する教育」について触れられており、「学校において、命や暮らしの危機に直面したとき、誰にどうやって助けを求めればよいかの具体的かつ実践的な方法を学ぶと同時に、辛いときや苦しいときには助けを求めてもよいということを学ぶ教育」が今後も推進されることとなった。 「SOSの出し方」も重要であるが、教育を受ける子どもたちの中には、自殺を考える子どもたちや親が自殺している子どもたちも数多くおり、現場の教育者・支援者は、どのように子どもたちに接すれば良いのか悩んでいる。そのため、やはり「自死遺児に配慮した自殺対策プログラム」や「絵本」の作成が重要である。 2022年度は、自殺対策プログラムおよび絵本の作成準備のため、研究分担者・研究協力者との研究打ち合わせを複数回実施してきた。そして、自死遺族へのインタビューや調査対象先の選定・交渉を行うとともに、死別・グリーフを扱った書籍に関する文献調査を行った。日本国内では、「死別」を扱った絵本はあるものの、「自殺」について扱った絵本は数少なく、特に「自死遺児」を対象としたものは現時点で見当たらなかった。そのため、海外の絵本にも範囲を広げ調査を行っている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2022年度は、自死遺族へのインタビュー調査や死別・グリーフに関する書籍調査を実施することができ、今後の調査のための準備も実施することができたため、おおむね順調に進展していると思われる。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、引き続きインタビュー調査・文献調査を実施するとともに、自殺対策プログラムや絵本の構想を練っていく。さらに、日本とフィンランドにおける自死遺児支援の在り方に関する比較研究を行う。フィンランドへの現地調査も行う予定であるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を踏まえつつ判断する予定である。
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