研究課題/領域番号 |
22K18852
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分23:建築学およびその関連分野
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研究機関 | 国土技術政策総合研究所 |
研究代表者 |
樋本 圭佑 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 主任研究官 (90436527)
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研究分担者 |
鈴木 圭一 清水建設株式会社技術研究所, その他部局等, 主任研究員 (80416817)
出口 嘉一 国土技術政策総合研究所, 建築研究部, 防火基準研究室長 (90398818)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 避難安全計画 / ヒートマップ / 避難安全検証 / 4R概念 / 3R+A概念 / エキスパートジャッジメント |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では,建築基準法に規定される避難安全検証法と同程度の負担で,専門家による防災計画評定と同等の課題検出精度を有する,平面計画分析モデルを開発する.これにより,建築物の避難安全計画上の問題点を設計段階で修正する機会を提供し,社会全体の建築物の避難安全性能の向上に資することを目的とする.
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研究成果の概要 |
建物の避難安全検証の枠組みにおいては,通常,最低限の安全性の有無が検証されるだけで,仮に安全でないとの結果が得られたとしても,どのような改善を行えば安全性の向上を図ることができるのか,設計上のフィードバックが得られない場合が多い.そこで本研究では,建物の避難安全計画の分析結果をヒートマップにより可視化することで,避難安全に係る平面計画上の課題を分かりやすく提示し,設計への反映を図るための手続きについて検討した.また,平面計画をヒートマップにより分析する上で考慮すべき設計要件を網羅的に抽出するため,それらが有する特性を新たに導入した4R概念により分類・整理した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
建築基準法で要求される安全水準は最低限のものでしかなく,それを上回る性能の付与を促すことが,より安全な社会を実現するための課題となっている.そこで本研究では,避難安全に係る平面計画上の特徴をヒートマップにより可視化し,平面計画において改善が必要な点を抽出することで,設計案の向上を促すための手続きを提案している.
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