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軌道・姿勢連成運動を考慮した衛星の高精度相対位置・回転制御と宇宙干渉計への展開

研究課題

研究課題/領域番号 22K18856
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分24:航空宇宙工学、船舶海洋工学およびその関連分野
研究機関名古屋大学

研究代表者

稲守 孝哉  名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (50725249)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
キーワード軌道力学 / 宇宙構造物 / 姿勢運動 / 軌道運動
研究開始時の研究の概要

本研究で提案する手法では、軌道運動による摂動力や宇宙環境力から生じる変形、スピン姿勢運動により生じる異なる軸の連成振動といった軌道力学と姿勢力学の両方の観点がより重要となる。そこで、従来、衛星を質点として扱うことで軌道運動と姿勢運動を別々に捉えてきた衛星の運動について、本研究では軌道力学において姿勢運動も考慮できる広がりを持つ連続体として扱えるよう拡張し、柔軟構造物である伸展ブームの運動を軌道・姿勢力学の両方の観点から統一的に明らかにする。得られた軌道・姿勢運動の知見から効率的な相対並進・回転変位の制御手法を構築する。

研究実績の概要

本研究では複数の衛星を伸展ブームで接続し相対位置や姿勢を変更する手法について検討する。衛星を伸展ブームで接続した場合、軌道上において相対軌道と相対姿勢の運動が連成する。本研究では特に伸展ブームによる並進・回転運動の連成を考慮して、電磁コイルと地磁場からの電磁力により姿勢を制御することで相対位置と姿勢を制御する手法について検討する。
本年度は、前年度の検討に引き続き衛星が姿勢スピンといった角速度をもつ場合に、衛星の姿勢運動によりブームの振動が複数の軸で連成する振動について検討した。衛星をブームで接続した系において拘束モード法によりモデルを導出しモード解析を行った。その結果、ブームの振動について、衛星の姿勢運動と軌道運動により振動モードが変化することを確かめることができた。さらに多粒子法による数値計算を実施し挙動を確認した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の予定通り、複数の衛星をブームで接続した系において衛星の軌道運動の他に姿勢運動により生じる影響について検討した。

今後の研究の推進方策

より角速度が大きな姿勢スピンを行う場合の運動についての解析を実施する。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [学会発表] Attitude Control of Spacecraft with Membrane Using Interplanetary Magnetic Field with Consideration of Vibration2023

    • 著者名/発表者名
      Hoang Xuan Truong An, T. Inamori
    • 学会等名
      The 34th International Symposium on Space Technology and Science
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 姿勢・軌道の連成振動を考慮した宇宙用伸展ブームの挙動解析2022

    • 著者名/発表者名
      坂口友太,稲守孝哉,山口皓平
    • 学会等名
      第66回宇宙科学技術連合講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-07-05   更新日: 2024-12-25  

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