配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2023年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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研究実績の概要 |
高エネルギー分解能なシンチレーション検出器の開発を目指し、初年度は Sm 添加 (Ca, Sr, Ba)F2 シンチレータを作製し、その特性を評価した。発光波長は狙い通りに 700 nm 近傍の赤・近赤外域に発現させることができた。発光量は中程度であったため、Si 半導体検出器と組み合わせた際のエネルギー分解能も 10-20% 程度と、汎用シンチレータと同程度で会った。フッ化物は Sm2+ の発光が発現しやすい反面、バンドギャップが大きいため、発光量・エネルギー分解能は妥当な値であったと考えられる。これらの実験はおおむねコンセプト検証に位置付けられるため、二価陽イオンサイトを有するハロゲン化物でSm2+の発光が発現しやすいという事、これらをSi半導体検出器と組み合わせる事で、例えば赤色に感度を持つ光電子増倍管と組み合わせた場合よりもエネルギー分解能が向上する事、の検証はできたと考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
ホストを(Ca, Sr, Ba)Cl2, (Ca, Sr,Ba)Br2, (Ca, Sr, Ba)I2、KSr2(Cl, Br, I)5、CsBa2(Cl, Br, I)5とし、Smを添加し、シンチレーション特性の評価を順次行っていく。
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