研究課題/領域番号 |
22K19109
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分37:生体分子化学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋工業大学 |
研究代表者 |
築地 真也 名古屋工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (40359659)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ケモジェネティクス / in vivo / 局在スイッチ / 承認薬 / 治療薬 / 機能性化合物 |
研究開始時の研究の概要 |
マウスなどの動物の体の中で細胞機能を操作する技術は、in vivoの生命現象や疾患のメカニズム解明のための強力な基盤技術となる。本研究では、一種類の化合物を用いて、さまざまな細胞内シグナルや細胞活性を動物個体内で自在に誘導・制御することのできる革新的なin vivo細胞操作技術を確立する。
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研究実績の概要 |
マウスなどの動物の体の中で細胞機能を操作する技術は、in vivoの生命現象や疾患のメカニズム解明のための強力な基盤技術となる。本研究では、細胞内の狙った特定のシグナル分子やシグナル経路を動物個体内で人為的に制御するin vivoケモジェネティクスツールを開発することを目的とする。今年度は以下の成果を挙げた。 特定の薬剤(承認薬)に応答してタンパク質の迅速な局在移行を誘導することのできる「薬剤応答性局在スイッチドメイン」の創製に取り組んだ。候補となるコンストラクトを複数作成し、培養細胞を用いた評価を行なったところ、薬剤の非存在下では細胞質局在を示し、薬剤の培地添加に応答して細胞膜へ移行する薬剤応答性局在スイッチドメインのプロトタイプを得ることができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上記のように、薬剤に応答して細胞質から細胞膜へ移行する「薬剤応答性局在スイッチドメイン」のプロトタイプを得ることに成功した。このような人工タンパク質の創製例はこれまでになく、新規性の高い成果である。また、使用している薬剤はヒトでも使える承認薬であるため、本成果はin vivoケモジェネティクスの実現へ向けた大事な一歩である。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は「薬剤応答性局在スイッチドメイン」のプロトタイプを得ることに成功したが、発現量依存性が顕著で、初期状態で細胞膜局在を示す細胞や、薬剤を添加しても局在が変化しない細胞も多い。今後はコンストラクトの設計や発現条件などのさらなる改良・最適化を推進する。
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