研究課題
挑戦的研究(萌芽)
近年、海藻類の需要は食用・有用成分の原料として増大している一方、生産量は気候変動 などの影響で年々減少している。花が咲かない海藻類では交雑育種の手法が確立しておら ず、品種改良が進んでいない。本研究ではゲノム情報を活用した株判別マーカーを開発し 、世界初となる海藻類の交雑育種法の確立を目的とする前人未踏の課題に挑戦する。得られた知見を海藻類の交雑育種株作成の標準とし他の海藻類にも適応すれば、品種改良が進み、地球温暖化に対応できる株が開発され、安定生産や品質向上につながる。海洋国家であるわが国が先導的に推進し、将来の食糧危機や持続可能な開発目標の達成などにも大きく寄与する優位な技術を提供し得る。