研究課題/領域番号 |
22K19279
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分43:分子レベルから細胞レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 分子科学研究所 |
研究代表者 |
秋山 修志 分子科学研究所, 協奏分子システム研究センター, 教授 (50391842)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | シアノバクテリア / 概日時計 |
研究開始時の研究の概要 |
地球外環境下で生態系を構築するためには、克服すべき多くの課題が残されている。その一つは環境サイクルである。月面上の1日の長さは、地球の約1ヶ月に相当するため、概日(約24時間)周期の体内時計(概日時計)を保持する地球上の生命は適応が困難である。本課題では、シアノバクテリアの概日時計を改変して月面環境サイクル耐性を付与し、閉鎖生態系の構築に向けた足掛かりを作る。
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研究成果の概要 |
シアノバクテリアの概日時計は、3種類の時計タンパク質(KaiA、KaiB、KaiC)とATPを混合することで試験管内に再構成される。分子のスケールから細胞のスケールまでを繋ぐクロス・スケール性を基盤に、ATPase活性が著しく低下したKaiC変異体を設計することにより、時計の周期を概日から「概月の三分の一」まで長周期化した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
タンパク質分子のみから成る分子システムによって長周期リズムを実証することができれば、未だそのメカニズムが解明されていない概月リズムや概年リズムの理解深化はもとより、それらの設計原理にも指針を与え得る。
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