研究課題/領域番号 |
22K19326
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分44:細胞レベルから個体レベルの生物学およびその関連分野
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
馬谷 千恵 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (60779346)
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研究分担者 |
池上 花奈 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 特別研究員 (10806615)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 真骨魚類 / 精巣 / 神経ペプチド |
研究開始時の研究の概要 |
生殖腺の成熟は次世代を残すために必要不可欠であり、脳下垂体で放出される生殖腺刺激ホルモンと、視床下部で放出される生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンの発見以降、これらホルモンが生殖腺の成熟を制御していると一般的に考えられていた。しかし近年、様々な脊椎動物でこれらホルモンノックアウト(KO)個体の解析が行われ、オスKO個体が受精能を保有することが報告されてきた。そのため、脊椎動物のオスの精巣はこれらホルモンを介さない制御を受ける可能性が示唆されているものの、その分子機構は不明である。そこで本研究では、KOオスメダカで精巣機能不全が引き起されることを発見した神経ペプチドに着目し、この問いの解決を目指す。
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研究実績の概要 |
生殖腺の成熟は次世代を残すために必要不可欠であり、脳下垂体で放出される生殖腺刺激ホルモンと、視床下部で放出される生殖腺刺激ホルモン放出ホルモンの発見以降、これらホルモンが生殖腺の成熟を制御していると一般的に考えられていた。しかし近年、様々な脊椎動物でこれらホルモンノックアウト個体の解析が行われ、オスノックアウト個体が受精能を保有することが報告されてきた。そのため、脊椎動物のオスの精巣はこれらホルモンを介さない制御も受ける可能性が示唆されているものの、その分子機構は不明である。そこで本研究では、遺伝子ノックアウトオスメダカで精巣機能不全が引き起されることを発見した神経ペプチドに着目して、新たな精巣機能制御機構を明らかにすることを目的としている。本年度は、脳で発現する神経ペプチドであるニューロペプチドFFのノックアウトメダカのオスにおいて、生殖腺の退縮や機能不全が観察されたことから、ノックアウト系統における遺伝子発現解析を行った。その結果、成熟精子の産生に関わる遺伝子や、体細胞特異的に発現する遺伝子の一部が、神経ペプチドのノックアウトにより、発現変動することが明らかとなった。また、WTオスの性ステロイドホルモンである、11-KTの血中濃度を測定したところ、朝よりも夕方に濃度が高いことが明らかとなった。そこで、夕方において、WTオスとノックアウトオスの血中11-KT濃度を測定したところ、ノックアウトオスで血中濃度が低いことが明らかとなった。ニューロペプチドFFは精巣において発現していないことから、間接的にこれら機能に関与していることが考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
精巣機能不全となるKO系統に関して解析した論文が掲載されたため。
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今後の研究の推進方策 |
受容体のノックアウトを作出するとともに、その下流の神経回路の同定を進める。
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