研究課題
挑戦的研究(萌芽)
1個の神経細胞当たり1万個以上のシナプスそれぞれが茸状のスパイン上に存在する。スパイン頸部は拡散障壁として機能するため、秒単位では、スパイン内の分子はスパイン毎に独立して調節されて考えてよいが、数分から数時間単位では、スパイン内外との拡散を考える必要がある。そこで本研究ではマイクロ流体デバイスを用いることで、シナプス分子の時空間ダイナミクスを加味した実験系を作成し、シナプス記憶をデバイス内で再構成することで、記憶の謎に迫ることを試みる。