研究課題/領域番号 |
22K19382
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分47:薬学およびその関連分野
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
足立 典隆 横浜市立大学, 生命ナノシステム科学研究科(八景キャンパス), 教授 (30264675)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2022年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | DNA修復 / がん / 遺伝子発現 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、DNA修復欠損がんを対象とした新たな診断・ 治療法の開発に挑む。具体的には、応募者が発見したDNA組換えのメカニズムをベースに (Nature Commun., 2017)、標的細胞でのみ遺伝子発現を起こす系を理論的に構築し、その効果を幅広く検証する。こうして得られた成果は、正確で迅速なDNA修復能評価法だけでなく、副作用の小さいがん治療の開発につながると期待され、今後がん治療分野全般、特に個別化医療の高度化に向けて有益となる。
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研究成果の概要 |
本研究では、DNA修復(相同組換えおよびミスマッチ修復)の状態を正しく判断するための新たな戦略を開発するべく、さまざまなDNAコンストラクトを系統的に構築し、その性能や効果に関する評価を幅広く行った。本研究で得られた成果は、正確で迅速なDNA修復能評価法の確立のみならず、条件的遺伝子発現を利用した副作用の小さいがん治療戦略の開発につながることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
DNA修復機構の異常は悪性腫瘍全体の25%以上にみられる。本研究の成果は、特定の悪性腫瘍におけるDNA修復の状態を正確に判定するための基盤技術となり、適切な化学療法を選択するための正しい判断基準の提供につながると期待できる。
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