研究課題
挑戦的研究(萌芽)
本研究では、抗炎症性の血中タンパク質から産生されるペプチドについて、それが持つ抗ウイルス活性の作用機序解明を目的とする。本タンパク質は、エラスターゼやmatrix metalloproteinase (MPP)による切断を受け、C末端20~45アミノ酸からなるペプチドを産生するが、これらのペプチドの生理機能は不明である。我々は、このペプチドにはSARS-CoV-2やインフルエンザウイルスに対する感染抑制効果があることを発見した。本研究では、呼吸器ウイルス感染症に対する本ペプチドの抑制機序を解明する。