研究課題/領域番号 |
22K19519
|
研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分53:器官システム内科学およびその関連分野
|
研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
岡本 隆一 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (50451935)
|
研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
|
キーワード | 機能性神経内分泌腫瘍 / オルガノイド / 機能性分泌蛋白 / 神経内分泌腫瘍 / 機能性蛋白 / 分泌蛋白 / 補充療法 |
研究開始時の研究の概要 |
研究代表者らが有するオルガノイドの樹立・解析・移植技術を利用したパーソナル化・機能性蛋白産生オルガノイドの作成・移植による疾患治療の基盤確率を本研究の目的とする。このため、機能性神経内分泌腫瘍(f-NET)由来オルガノイドをモデルとした機能性蛋白産生オルガノイド(Pro-f-オルガノイド)の設計・デザイン、同オルガノイド移植による疾患表現型の検証、同オルガノイドのパーソナル化技術開発及び前臨床POCの取得を実施する。これにより全身を循環する機能性蛋白の欠損・破綻に対し、単回の細胞移植を介して適切な制御・治療を実現する単回完結型補充療法を実現するための技術基盤の確立が期待できる。
|
研究成果の概要 |
機能性神経内分泌腫瘍由来オルガノイドについて、定法により複数の異なる症例より樹立可能であることを確認した。また樹立後の培養経過や増殖効率については個別の症例により異なるパターンを呈し、由来組織における遺伝子発現パターン等を反映している可能性が示された。また、機能性神経内分泌腫瘍由来オルガノイドを用いた解析より得られた遺伝子発現パターンを元に、特定の機能性分泌蛋白の発現を制御する候補因子群を同定した。これらオルガノイドを移植する際の適切なモデルについても比較検証を行い、一定の効率で生着が得られる条件等が確認された。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特定の分泌蛋白について恒常的な発現制御機能を欠くとした機能性神経内分泌腫瘍について、同腫瘍由来のオルガノイドを樹立・解析するための手法を確立した。また複数症例の機能性神経内分泌腫瘍由来オルガノイドを比較検討することにより、機能性分泌蛋白に関する異なる制御機構を反映した遺伝子発現パターンに関する網羅的データの取得に成功し、これに基づき発現制御因子群を抽出する基盤を確立した。
|