研究課題/領域番号 |
22K19582
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
稲谷 大 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (40335245)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2024年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2022年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 緑内障 |
研究開始時の研究の概要 |
我々が独自に開発した解析ソフトを用いて、体動や眼球運動に伴う硝子体液による圧負荷を解析する。さらに、研究用に撮像した眼球MRI画像からではなく、膨大に蓄積された既存のOCT画像の診療データから3D構築するシステムを開発し、緑内障や正常眼データベースから緑内障視神経障害の進行との関連を検証し、剪断応力による視神経障害を証明する。
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研究実績の概要 |
緑内障による視神経障害は、眼圧(眼内の静水圧負荷)の上昇であるとされるが、正常眼圧緑内障が最も多い病型であることから、高い眼圧値以外の因子の関与も指摘されている。我々は、体動や眼球運動に伴う硝子体液の動態によって、眼球各部位の圧負荷を計算できる流体力学解析システムを独自に確立した。本研究の目的は、眼科学に動的流体力学解析手法を積極的に導入し、緑内障視神経障害の病態メカニズムの全容を解き明かすことである。トプコン社のSS-OCT画像データを用いて、黄斑から視神経乳頭までの広範囲の後極部断層画像の3D画像を構築し、3D画像の圧マッピングが作成できることを確認した。横断的研究において、正常眼圧緑内障および原発開放隅角緑内障眼の3D圧マッピングを作成したところ、圧依存的に視神経乳頭近傍に最も圧ストレスが集中しており、視神経乳頭以外の眼球後極部には一様な圧ストレスがかかっていることが明らかになった。特に視神経乳頭近傍において、神経線維層欠損が耳下方に認められる症例では、視神経乳頭耳下方辺縁部に圧ストレスが集中し、神経線維層欠損が耳上方に認められる症例では、視神経乳頭耳上方辺縁部に圧ストレスが集中していた。神経線維層欠損のある網膜部位の圧ストレスは欠損の認めない網膜部位と同一の圧ストレス値であった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の見込み通りの圧ストレスマッピング結果が得られており、今後も順調に進展が期待できる。
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今後の研究の推進方策 |
非緑内障患者のデータ収集、及び、近視を伴う緑内障症例と非緑内障症例の圧ストレスマッピングを推進する。
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