研究課題/領域番号 |
22K19586
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
安達 伸生 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (30294383)
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研究分担者 |
味八木 茂 広島大学, 病院(医), 特定教授 (10392490)
寺村 岳士 近畿大学, 大学病院, 准教授 (40460901)
亀井 直輔 広島大学, 医系科学研究科(医), 准教授 (70444685)
中佐 智幸 広島大学, 医系科学研究科(医), 寄附講座准教授 (60467769)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
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キーワード | 変形性関節症 / 関節軟骨 / 骨格幹細胞 / 軟骨前駆細胞 / 遺伝子改変マウス / 細胞系統解析 / 細胞系譜解析 / 軟骨修復 / 軟骨再生 / 軟骨損傷 |
研究開始時の研究の概要 |
関節軟骨の維持や再生に関与しているであろう内在性骨格幹細胞(SSC)について理解することが重要であると考えた。本研究は、関節軟骨の維持や軟骨再生に関与する SSC の存在を同定することを目的とする。そのために ①OA自然発症マウスSAMP8 ②軟骨損傷モデルマウス ③各SSCマーカー依存的に蛍光タンパク質を発現するマウスを用いて、骨髄移植、細胞系譜解析、シングルセルRNAシークエンスなどを組み合わせることで関節軟骨の維持や再生・修復に関与する SSC の存在を同定し、内在性SSCを標的とした新たなOA・軟骨再生治療法の開発を目指すものである。
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研究成果の概要 |
変形性関節症(OA)は、本邦だけでも約2千万人の患者がいる運動器疾患であるが、その発症機構は未だ明らかでないため、根本的な治療法や予防法は確立されていない。新たな治療法の開発のためにも、軟骨を含む関節組織の恒常性維持や修復機構について理解することが重要である。本研究は、関節の維持や修復に関与する骨格幹細胞/軟骨前駆細胞を同定するために、細胞系統解析が可能かつその細胞を除去することでその役割を明確にできる遺伝子改変マウスを作製した。そして、関節組織中における候補骨格幹細胞/軟骨前駆細胞を示したことから、今後これらマウスを用いた研究から新たなOA・軟骨再生治療法の開発に向けた研究成果が期待できる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
軟骨を含む関節組織の恒常性維持や修復機構について骨格幹細胞/軟骨前駆細胞の役割を明確に示すことができる遺伝子改変マウスを作製し、候補細胞を示したことに意義がある。
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