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時空間内包型数理的解析手法によるがん細胞のクロナリティの新たな理解

研究課題

研究課題/領域番号 22K19601
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分56:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

植村 元秀  福島県立医科大学, 医学部, 特任教授 (40631015)

研究分担者 井元 清哉  東京大学, 医科学研究所, 教授 (10345027)
片山 琴絵  東京大学, 医科学研究所, 准教授 (40581195)
山口 類  愛知県がんセンター(研究所), システム解析学分野, 分野長 (90380675)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2023年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワードがん / クロナリティ / モデル / シークエンシング
研究開始時の研究の概要

尿路上皮癌は時間的・空間的に多発する特徴を有しており、膀胱癌が繰り返し再発することも多い。よってその再発メカニズムの一つとしてクローン仮説があり、その不均一性としてheterogeneityが注目されているが、同一クローンである、または同一クローン由来であるとする定義が曖昧であり、そこに問題点があると考えている。そこで特異な再発様式をもつ尿路上皮癌を題材にNGSが実現可能となった現代においてクローン発生という現象を数理モデルの構築により再理解できるのではないかと考えた。

研究実績の概要

尿路上皮癌は時間的・空間的に多発する特徴を有しており、再発を繰り返すため同一症例において10回以上も膀胱癌が再発することも多い。そのたびに経尿道的膀胱腫瘍切除術TURBTを行う必要があり、患者にとっても負担であり、医療費増大の点からも問題とされている。その再発メカニズムを解明することによる臨床的意義は計り知れない。われわれは希少な上部尿路上皮癌UTUCのゲノム解析を進めており、同一患者における膀胱癌のゲノム解析を行うことによる再発メカニズムの解明へアプローチしているが、100例程度のUTUCでは変異遺伝子は一致しても部位までは一致しないことを明らかにした。また同一症例の再発までの期間と変異の一致率を解析したところ、負の相関を示した。このような結果から、再発した膀胱癌との統合的なゲノム解析においてクロナリティの評価を行うにあたりその評価方法が確立してないという問題点に直面した。そこで尿路上皮癌をモデルとして同一クローンを再定義することでその評価方法を確立することにした。
その際、次世代シークエンスの技術を応用し、数理モデルを開発することで、客観的評価を可能にすることに挑戦することにした。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

特にない

今後の研究の推進方策

当初の予定より進行は遅れているが、克服すべき問題があるわけではない。このまま予定通りに研究を進める。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-07-05   更新日: 2024-12-25  

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