研究課題
挑戦的研究(萌芽)
睡眠に関する先行研究の多くはライフスタイルが異なる海外の報告であり、本邦の研究は大きく遅れている。本研究では、1) 複数検診施設の「のべ約25万人」の多施設共同コホートを用いた我が国の睡眠の現況調査、2) 睡眠と生活習慣病や悪性腫瘍などの全身諸病態との関連の横断的・縦断的な統計解析、3) 睡眠指導を含む新たな生活指導要領の作成とその有用性の検討、4) 健常者GWASデータとの比較に基づく睡眠障害の全身諸病態への影響の遺伝的・後天的側面の解明、を行う。睡眠障害の全身諸病態への影響を明らかにするとともに、予防医学における睡眠改善を含む生活習慣指導のエビデンスを確立することが最終目標である。