• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

教育と臨床をつなぐクリティカルケア・バーチャルシミュレーションプログラムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K19692
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分58:社会医学、看護学およびその関連分野
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

益田 美津美  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (60384153)

研究分担者 八木 街子 (佐伯街子)  自治医科大学, 看護学部, 准教授 (60610756)
杉山 文乃 (櫻井文乃)  国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 准教授 (10611238)
高崎 詩彩  名古屋市立大学, 大学院看護学研究科, 助教 (80979774)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)
2024年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワードバーチャルシミュレーション / クリティカルケア / 看護基礎教育 / 継続教育
研究開始時の研究の概要

近年の医療安全、患者意識の高揚などの観点から、教育課程や臨床現場において臨床実践能力を修得する機会は限られている。さらに新型コロナウイルス感染症拡大を契機に、現実世界での活動を前提としていた教育は大きな変容を迫られている。よって、次世代に向けたオンラインとオンサイトでの教育のあり方の選別とその効果検証は急務である。そこで本研究では、教育と臨床をつなぐクリティカルケア・バーチャル・シミュレーションプログラムを構築し、それが看護学生および新人看護師の臨床実践能力の向上に有効であるかを検証することを目的とする。①ニーズ調査によるプログラム構築②プログラム実装③プログラムの効果検証の3部構成とする。

研究実績の概要

令和4年度は、クリティカルケア・バーチャルシミュレーションプログラム構築のために、プログラムの要素抽出のためのニーズ分析を行なった。これに基づき、令和5年度は、プログラムを開発し、倫理審査受審後、実装開始した。
ニーズ分析については、看護学生に対して試行的に救急搬送された患者のバーチャルシミュレーションを実施した。その結果、ARCSモデルを基盤とした興味、やりがい、自信、満足感に対する評価は高かった。また、自由記述の結果においても、忠実度の高さや実践的トレーニングとして良好な結果が得られた。一方、初めて使用する学習者に対しては、操作に関するオリエンテーションがその後の満足度に影響する等の課題も見つかった。そのため、トレーニングの内容、方法のみならず、オリエンテーション、ブリーフィングもプログラムに丁寧に組み込むこと、それに対して技術受容モデル(TAM)等を用いて容易生、有用性、使用の意思を評価する必要性も示唆された。
これらの結果に基づき、プログラムの開発に取り組んだ。操作に関するオリエンテーションがその後の満足度に影響することが明らかになったため、詳細なオリエンテーション・ブリーフィングガイドを作成し、シナリオ症例の選定とディブリーフィングのためのワークシート作成を経て、ビデオディブリーフィングを作成した。事前アンケート、事後アンケートに加え、次世代NCREXを参考にした臨床判断プロセスの評価指標を設定した。これらのプログラムに関する倫理審査委員会の承認を得て、現在はデータ収集を実施している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

大幅な遅れはなく概ね順調に経過している。

今後の研究の推進方策

1施設でのデータ収集を予定していたが、対象者数確保のため2施設に拡大する予定である。データ収集・分析を進め、研究機関内での成果公表を目指す。

報告書

(2件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2022-07-05   更新日: 2024-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi