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肝細胞におけるエクソソームによる鉄排出機構の解明と鉄過剰症への治療応用

研究課題

研究課題/領域番号 22K19720
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分59:スポーツ科学、体育、健康科学およびその関連分野
研究機関日本医科大学

研究代表者

酒井 真志人  日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (40643490)

研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード鉄代謝 / 肝細胞 / エクソソーム / 鉄過剰症
研究開始時の研究の概要

鉄は生体に必須の金属だが、過剰な鉄は活性酸素種の生成を亢進させて、臓器障害を引き起こす。鉄過剰症は、瀉血および鉄キレート剤による鉄排泄促進によって治療されているが、その効果は十分ではない。最近、フェリチンはエクソソームによって細胞外に放出されることが報告された。ヘモクロマトーシスでは胆汁中の鉄・フェリチンの濃度が増加すること、肝細胞由来エクソソームの一部は胆汁中に分泌されることを併せて考えると、鉄過剰時に肝細胞は胆汁中にフェリチン内包エクソソームを排出していることが想定される。本研究では、肝細胞のエクソソーム依存性の鉄排出機構を解明することで、新しい治療原理に基づく除鉄療法の確立を目指す。

研究成果の概要

鉄は生体に必須の金属だが、過剰な鉄は活性酸素種の生成を亢進させ、組織の障害を引き起こす。肝臓は全身の鉄恒常性維持に中心的な役割を果たしており、肝細胞は鉄調節ホルモンであるヘプシジンを分泌する一方で、主要な鉄貯蔵の場である。
本研究では、肝細胞のエクソソーム依存性鉄排出の分子機構を明らかにするために、鉄負荷モデルの肝臓中エクソソームのプロテオーム解析を実施した。また、鉄負荷モデルの肝細胞の鉄排出による治療を検討した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

原発性鉄過剰症である遺伝性ヘモクロマトーシスは、コーカソイドでは頻度の高い疾患であり、肝硬変、糖尿病、心筋症などの原因となる。一方、わが国では、鉄代謝関連分子の変異に起因しない続発性鉄過剰症が主体だが、最も頻度の高い輸血後鉄過剰症では、同様の全身性の病態を呈する。本研究では、新しい治療原理に基づく鉄過剰症治療の開発を目的として、肝細胞のエクソソーム依存性鉄排出の治療応用を検討した。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Exploring the signal-dependent transcriptional regulation involved in the liver pathology of type 2 diabetes2022

    • 著者名/発表者名
      Sakai Mashito
    • 雑誌名

      Diabetology International

      巻: 14 号: 1 ページ: 15-20

    • DOI

      10.1007/s13340-022-00610-0

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 査読あり

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公開日: 2022-07-05   更新日: 2025-01-30  

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