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難治性肺疾患の革新的治療技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K19919
研究種目

挑戦的研究(萌芽)

配分区分基金
審査区分 中区分90:人間医工学およびその関連分野
研究機関奈良先端科学技術大学院大学

研究代表者

栗崎 晃  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 教授 (60346616)

研究分担者 印東 厚  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (70779058)
高田 仁実  奈良先端科学技術大学院大学, 先端科学技術研究科, 助教 (80641068)
研究期間 (年度) 2022-06-30 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
キーワード肺 / 前駆細胞 / 分化 / 転写因子
研究開始時の研究の概要

慢性閉塞性肺疾患(COPD)は、主に長期喫煙を経て発症する肺の再生不良性疾患であり、咳、痰、呼吸不全を伴う不治の病である。COPDは日本で自殺に次いで年間約18,000人が死亡する死因第8位の進行性の難病であるが、現在の治療法は呼吸リハビリテーションや気管支拡張剤、酸素吸入などの対症療法しか存在しない。そこで本研究では、発生過程で肺組織を作り出す能力のある肺前駆細胞に着目し、この肺前駆細胞を作製する新たな方法を開発することで、難治性肺疾患の新規治療技術を開発する。

研究成果の概要

現在のところ、慢性閉塞性肺疾患に対する有効な治療法は存在しない。本研究では、様々な肺の機能性上皮細胞の元となる肺の前駆細胞を作製する新たな方法を検討し、肺前駆細胞の材料として新生児皮膚線維芽細胞は不適であること、肺前駆細胞の維持培地についてはBIRB796を含まないのが望ましいことを見出した。さらに作製した肺前駆細胞には弱いながらもある程度の分化能があることを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺気腫や慢性気管支炎などの慢性閉塞性肺疾患は、タバコの煙などの有害物質を長期間吸入することによって発症する肺の炎症性疾患であり、毎年世界で300万人以上がこの病で命を落としている。現在のところ、上述の肺疾患に対する有効な治療法は存在しない。本研究では、様々な肺の機能性上皮細胞の元となる肺の前駆細胞を作り出す新たな技術を開発中であり、今後再生困難な肺組織を作り出す技術への応用が期待できる。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2022-07-05   更新日: 2025-01-30  

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