研究課題/領域番号 |
22K19943
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研究種目 |
挑戦的研究(萌芽)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
中区分90:人間医工学およびその関連分野
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
須藤 亮 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (20407141)
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研究期間 (年度) |
2022-06-30 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,500千円 (直接経費: 5,000千円、間接経費: 1,500千円)
2023年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2022年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 不均一性 / グリオーマ / グリオーマ幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
グリオーマは悪性度の高い脳腫瘍の一種で新たな治療戦略の開発が求められている。グリオーマは浸潤する際に、分化細胞と未分化細胞が混在した不均一な細胞集団が形成するが、グリオーマの新たな治療法を開発するためには、この不均一性の出現メカニズムを解明する必要がある。本研究では、この不均一性を出現させる細胞分泌因子を特定し、グリオーマ幹細胞の不均一性出現メカニズムを解明する。
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研究成果の概要 |
グリオーマは悪性度の高い脳腫瘍の一種であり、新たな治療戦略の開発が求められている。グリオーマ幹細胞の三次元培養を行うと、培養初期には幹細胞マーカーを発現する均一な細胞集団が観察されるが、浸潤プロセスにしたがって分化マーカーを発現する細胞が混在した不均一な細胞集団が形成される。本研究では、グリオーマの新たな治療戦略を開発するために、この不均一性の出現メカニズムを検討し、特定の受容体を介したシグナルが重要であることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
グリオーマは悪性度の高い脳腫瘍の一種であり、治療を難しくしている原因の1つにグリオーマ幹細胞に起因するがんの不均一性がある。この不均一性が出現するメカニズムを明らかにすることができれば、がんの不均一性を無くすことも可能になり、新たな治療法の開発につながる。本研究では、不均一性の出現を仲介するメカニズムの一部を明らかにした点に学術的意義があり、この発見を元にさらに研究を推進し、不均一性の出現を仲介する因子が特定されると新たな治療法の開発につながる点で社会的意義がある。
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