研究課題/領域番号 |
22K20237
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 名古屋短期大学 |
研究代表者 |
嶌田 弘子 名古屋短期大学, 保育科, 准教授 (80965640)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 保育実習 / 保育実習指導 / 実習指導者 / ミドルリーダー / キャリアアップ |
研究開始時の研究の概要 |
保育所実習指導の質を標準化させるために,実習指導者としての根拠のある教育を受け,実習を肯定的に受け入れられる仕組みを作ることは喫緊の課題と考える。 本研究では,実習施設側の実習指導者として定められている主任保育士に着目し,ミドルリーダーとしての実習指導行動や指針を具体化し,保育所実習指導における主任保育士の役割をモデル化させることで,現状の保育所実習指導の改善に資する資料を得る。
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研究成果の概要 |
本研究は、保育所実習における主任保育士の指導行動を具体化することを目的とし、研究Ⅰでは、実習指導における主任保育士の指導意識を示す7のカテゴリーが抽出された。研究Ⅱでは、実習指導における主任保育士の役割行動の具体化としてⅰ.主任保育士は、部分・責任実習後、実習生に担任保育士とは違う視点から総合的な指導するⅱ. 実習生に担任保育士とは違う視点から総合的な指導する、ⅲ. 主任保育士は、実習生の心身の状態を把握するために、出勤時、退勤時には声をかけるⅳ.主任保育士は、実習指導を担任保育士と協働して行うために、日頃から担任保育士となんでも話せるフラットで同僚性のある関係をつくるという4点を提案する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
保育実習指導における実習施設側の指導者としての主任保育士の役割が、担任保育士の指導意識に大きく影響していることが示されたことから、本研究は、次段階としてミドルリーダーとしての主任保育士の指導行動や指針を標準化することに着手した。その結果、保育所実習指導におけるミドルリーダーとしての主任保育士の役割行動として、4つの提案を示すことができた。個々の指導者に委ねられている現状の実習指導の改善に資する資料となる。
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