研究課題/領域番号 |
22K20247
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 才能教育 / 教師教育 / 比較研究 / 欧州 / 日本 / gifted education / teacher education / cross-cultural research |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、国内と国外での才能教育や才能児へのニーズへの対応に関する学問的理論と一般的議論、または教師の考え方と実践にフォーカスすると共に、日本での才能に関する考え方の歴史的かつ文化的な構築プロセスを調査する。この多様な質的データを活かし、国際的な協力の中でも行われる革新的な研究の目標は、専門的能力を教師に身につけるための、日本文化社会と教育システムの特徴を配慮する育成法を開発するための土台を作ることである。
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研究成果の概要 |
他国と比較しながら、インタビューやアンケート調査、国際視察を行った。教師が才能の教育についてどのように思い、どのような能力を必要としているかを詳らかにした。欧州の国々と異なり、日本では教師育成がほとんど行なわれていないし、才能児のニーズに気付いても、特別扱いを避ける社会文化的な傾向も強い。ただし、教師の考えを探ってみると、才能伸長に対する態度は概ね肯定的であり、個別のニーズへの高い意識や才能教育の基礎知識さえ身につければ、日本でも才能児に有効な指導が実施可能だと分かった。今まで通りの教師教育ならば教員の十分な意識や能力を育むことは難しいため、初期からテーマとして取り上げることを提案する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育のステークホルダー(児童生徒・保護者・世間)の信頼を得て、個別最適なアプローチを活かしながら少しずつ特別な対応の範囲を広げていけば日本でも才能教育が可能になる。 本プロジェクトにより教師教育の役割・身につけるべき資質能力についてのヒントを得て、結果に基づき、具体的なプログラムの工夫が可能である。
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