研究課題/領域番号 |
22K20257
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東京未来大学 |
研究代表者 |
中澤 純一 東京未来大学, モチベーション行動科学部, 講師 (10963217)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 多文化教育 / 多文化共生 / 多様性の尊重 / 社会正義の実現 / 教材開発 / 教材実践 / 地域社会 / 多文化教育教材 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、多文化教育の教材開発を行い、開発教材を実践にかけ、その有効性を検証し、その検証を踏まえ、開発した教材を再構築することである。これまでの多文化教育における授業実践では、様々な文化を有する人々の多様性や差異性を理解し、受け入れ、尊重しようとする取り組みが多く行われてきた。しかし、単に多様性や差異性を尊重するだけでなく、マジョリティが労なくして得た特権性について気づき、社会正義の実現をめざした、マジョリティである日本人児童生徒の意識の変容を促す授業実践のための教材開発が求められる。そこで、本研究では外国人集住都市の一つである浜松市に着目し、地域に根差した多文化教育教材を開発する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、多文化教育の教材開発を行い、開発教材を実践にかけ、その教材開発の有効性を検証し、その検証を踏まえ、開発した教材を再構築することであった。地域の多文化共生の在り方を地域の結びつきや変容に着目しながら、多文化教育における教材開発の作成、過去に海を渡り世界の国々で移民として暮らしてきた日本人移民や日系人から地域に根差した多文化教育の教材開発の試みの重要性、児童生徒が地域の未来に関心をもち、積極的に地域社会に参画し、多様性の尊重及び社会正義の視点から考察することのできる教材開発が求められることが明らかとなった。そこで、これらの知見を活かし教材開発及び実践を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、①多文化教育の教材開発及び授業実践に関する資料収集、②フィールド調査、③教材開発、④教材実践を中心に行った。 研究全体を通し、単に多様性や差異性を尊重するだけでなく、マジョリティが労なくして得た特権性について気づき、社会正義の実現をめざした、マジョリティである日本人生徒の意識の変容を促す多文化教育教材を開発し、教材実践を重ねながら、「多様性の尊重」と「社会正義の実現」の2つを視点としながら、生徒の意識の変容に迫る教材を再構築していくことの重要性が明らかとなった。
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