研究課題/領域番号 |
22K20285
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0109:教育学およびその関連分野
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
藤城 晴佳 東洋大学, 情報連携学部, 助教 (00824559)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | リフレクション / 学習支援 / コミュニケーション / Student support / 大学教育 / 外国語教育 / ティーチングアシスタント(TA) |
研究開始時の研究の概要 |
ICT技術の導入により、学修者はさまざまな方法で情報を取捨選択し、学ぶことが可能になった。しかしながら、情報のインプットではなく、学びのアウトプットの仕方、言い換えると、学んだ情報の表現方法、考えの伝え方については、未だ文字情報を基盤としており、その方法のみ長年変化していない。 本研究は、人の思考能力と情報の可視化(visualization) の関係を明らかにすることを目的とした探索的な研究である。研究課題1では、思考能力が高い人間の可視型リフレクションにはどのような傾向があるのかを明らかにし、研究課題2では、小学生から大学生を対象とした実践活動を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、人間の思考能力と情報の可視化(visualization)の関係を明らかにすることにより、学びの場に置いて「ビジュアルでものを伝える」という視点から、今後のアクティブラーニングへの可能性について検討することである。 当初の予定では、国内外の文献を調査し、システマティックレビューを行い、授業実践やワークショップに向けた知見を集める予定であったが、申請者の妊娠・出産により研究を一時中断せざるを得なかった。 そのため、2022年度は、事前調査として授業内でInformation Graphics(可視型リフレクション)の活動を行なった。都内私立大学に通う大学一年生308名を対象に外国語科目のクラスで実践を行ない、学生に対するアンケート調査と教員に対するインタビュー調査を行った。 調査対象となった学部ではBYOD(Bring Your Own Device)を導入しており、全学生がノートPCを持参し授業に出席している。教材の配布・課題の提出などはすべてGoogle社の提供するオンライン学習システム「Google Classroom」を通して行なっていたため、紙とペンを使用したInformation Graphicsの活動は新鮮である反面、教員の負担も大きいとの声もあがった。そのため、来年度以降はオンラインでのInformation Graphics導入も視野に入れ調査を続けていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19による影響により、ワークショップの実施や実際にInformation Graphicsを行いデータを収集するのが難しかったため。また、研究代表者の妊娠・出産による研究中断期間があったため。
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今後の研究の推進方策 |
当初予定していた実験を行い、データを収集していく予定である。また、研究者の所属先の移動があったため、近隣小学校および中学校でのワークショップ実施が難しくなったが、それ以外については研究実施計画に沿って調査を実施することを目指す。
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