| 研究課題/領域番号 |
22K20310
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| 研究種目 |
研究活動スタート支援
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| 配分区分 | 基金 |
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| 審査区分 |
0110:心理学およびその関連分野
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| 研究機関 | 東京電機大学 (2023)
梅光学院大学 (2022) |
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研究代表者 |
岩佐 康弘 東京電機大学, 理工学部, 准教授 (70966093)
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| 研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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| 配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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| キーワード | アイデンティティ / 職場適応 / 精神的健康 / 学校から社会への移行 / 新任教員 / 社会への移行 |
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| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は，教員として生きるという自覚の変動である「アイデンティティの変動」の観点から，新任教員が職場で心理的適応・不適応に陥る機序を理解するためのモデルを提案し，検証する。
提案モデルでは，新任教員期間のアイデンティティの変動パターンが，業務体験へ意味づけの内容と頻度によって，安定型と不安定型に分岐すると予測する。そして，安定型が不安定型より職場適応の程度が高いことを明らかにする。
このモデルの検証によって，社会的問題である新任教員の職場不適応の問題をアイデンティティの観点から包括的に理解する基盤を提供する学術的示唆と共に，職場不適応に陥る新任教員を支援するための実践的示唆を期待できる。
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は，教員として生きるという自覚の変動である「アイデンティティの変動」の観点から，新任教員が職場で心理的適応・不適応に陥る機序を理解するためのモデルを提案し，検証することであった。
提案モデルでは，新任教員期間のアイデンティティの変動パターンが，日々の業務体験に対する意味付けの内容やその頻度によって，2つに分岐するとことを想定する(i.e., 安定型と不安定型)。そして，安定型の者は不安定型の者より職場での心理的適応の程度が高いことを明らかにする。
このモデルの検証によって，新任教員の職場不適応の問題をアイデンティティ発達理論の観点から理解する基盤を提供する学術的示唆と共に，職場不適応に陥っている新任教員に対する実践的支援への手立てを期待できる。
2023年度は，1年間オンライン上で毎週調査に協力してくれる新任教員を，様々なフィールドでリクルートを行った。そして，調査協力者に調査を実施し，前年度妥当性・信頼性を確認したアイデンティティの変動に関する質問項目と，日々の業務体験に対する意味付け，および精神的健康に関する質問項目を測定した。得られた量的・質的（記述）データのクリーニングや欠損値処理を実施して，次年度以降に解析をする準備を整えた。また，面接調査もオンライン上で実施して，アイデンティティの変動に関わる要因を，探索的に尋ねた。面接データは文字起こしを行い，次年度以降に解析をする準備を整えた。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本研究は，1年間毎週調査を実施するため，調査協力者への負担も大きいことが想定され，当初予定していたサンプル数に達していない。そのため，調査協力者を再度リクルートをする必要があると考えられるため，当初の計画よりやや遅れている。
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| 今後の研究の推進方策 |
まずは，前年度取得したデータを用いて時系列分析を行い，アイデンティティ変動パターンを抽出し，日々の業務体験に対する意味付け，および精神的健康との関連を検討する。得られた結果は，学会で発表をする。
また，本年度も引き続き，調査協力者を募集し，1年間毎週調査を実施し，当初予定していたサンプル数を目指す。
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