研究課題/領域番号 |
22K20553
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0502:無機・錯体化学、分析化学、無機材料化学、エネルギー関連化学およびその関連分野
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
鎌倉 吉伸 東京工業大学, 理学院, 特任助教 (30963293)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 金属-有機構造体 / 配位高分子 / 光触媒 / 可視光 / 二酸化炭素還元 / 光導電性 |
研究開始時の研究の概要 |
水素発生や二酸化炭素還元など有用な資源を光エネルギーを用いて生成する光触媒の技術は持続可能な社会のために重要である。 配位高分子はデザイン性が高く、様々な機能を示す材料として知られており、本研究では配位高分子を光触媒として応用する。これまで、配位高分子を用いた可視光で駆動する光触媒の開発は困難な点があり、十分な開発がされてこなかった。 本研究では、これまでほとんど応用されてこなかった光導電性配位高分子に注目して、それを光触媒のシステムにくみこむことにより新規の高活性光触媒の開発を目指す。
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研究実績の概要 |
本研究では、これまでに開発していた光導電性配位高分子を新規可視光駆動型光触媒として二酸化炭素還元反応に応用した。これまで高活性を与えていた二酸化炭素還元光触媒系は、助触媒や光増感剤など触媒となる物質以外に添加物を必要とすることが多かったが、本研究で応用した光導電性配位高分子は助触媒や光増感剤といった添加物なしに高活性な触媒となることが明らかとなった。本研究結果より、光導電性配位高分子が可視光駆動型の光触媒の新たなプラットフォームになる可能性が見出された。特に、高選択的かつ高活性な二酸化炭素還元光触媒として有望な材料群であることが期待される。
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