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時系列データから解き明かすカンキツ果実の成熟システムとゲノミック選抜技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K20577
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0602:生産環境農学およびその関連分野
研究機関千葉大学

研究代表者

南川 舞  千葉大学, 大学院園芸学研究院, 准教授 (20963218)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードカンキツ / ゲノミック選抜
研究開始時の研究の概要

果実形質に対するゲノミック選抜(GS) を成功させるためには、単純な一時点の予測ではなく、多様な果実の成熟パターンを理解し、それぞれの果実の収穫適期と果実形質を同時にかつ高精度に予測するための仕組みが必須である。本研究では、経時的に取得された様々なカンキツ品種の果実の酸含量と果実断面の画像データの情報を、ゲノム情報と結びつけて解析を行うことで、将来できる果実の収穫適期と果実形質を同時に予測するためのGSシステムを開発する。

研究成果の概要

ゲノム情報を活用した育種法(ゲノミック選抜:GS)は効率的な果樹育種を促進できる可能性がある。本研究では複数時点のカンキツの果実画像からさまざまな果実形態の情報を効率的に取得する方法について検討した。果実画像から得られた果実形態の情報を用いて、複数の統計モデルによるケノミック予測(GP)を行い、果実形態に対するゲノム育種の可能性を評価した。いくつかの果実形態では、高いGP精度を示し、高い精度でGSを行える可能性があることがわかった。また、複数の時点でサンプリングされたカンキツのさまざまな器官のRNAを用いた解析により、果実形態の特徴に関連する候補遺伝子を複数同定することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果により、いくつかのカンキツの果実形態では、高い精度でGSを行える可能性を示した。望ましい果実形態を有する有望な個体を、芽生えの段階で早期に予測して選抜することができるようになり、果樹育種を効率化できる可能性がある。カンキツの果実画像からさまざまな果実形態の情報を効率的に取得する方法については、他の果樹育種への応用も可能である。

報告書

(2件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (6件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] データ駆動型育種とそれを利用するためのプラットフォームシステムの開発2022

    • 著者名/発表者名
      岩田 洋佳, 南川 舞, 磯部 祥子, 本多 潔
    • 雑誌名

      JATAFFジャーナル

      巻: 10 ページ: 6-11

    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ‘シャインマスカット’の両親系統の交配に由来するブドウF1集団を用いたデータ駆動型育種の可能性評価2023

    • 著者名/発表者名
      南川舞, 稲森稔, 谷口郁也, 東暁史, 清水健雄, 磯部祥子, 白澤健太, 岩田洋佳
    • 学会等名
      園芸学会 令和5年度春季大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] Development of a Genome Resource for Table Grape Breeding and Its Application to Selection Technology2023

    • 著者名/発表者名
      Fumiya Taniguchi, Akifumi Azuma, Sachiko Isobe, Kenta Shirasawa, Mai F. Minamikawa, Hideki Hirakawa, Toshihiro Saito, Takeo Shimizu, Noriyuki Onoue, Ryusuke Matsuzaki, Ryotaro Nishimura, Fumiko Hosaka, Hiroyoshi Iwata
    • 学会等名
      Plant and Animal Genome 30
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 異なるジェノタイピングツールにより得られたリンゴマーカー遺伝子型の統合とゲノミック予測モデルの構築2022

    • 著者名/発表者名
      南川舞, 國久美由紀, 森谷茂樹, 阿部和幸, 稲森稔, 岩田洋佳
    • 学会等名
      日本育種学会 第142回講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] IBS・IBD に基づくゲノム関係行列と分子血縁行列を用いた表現型予測:国内リンゴ品種群における精度比較2022

    • 著者名/発表者名
      望月秀斗, 南川舞, 濱崎甲資, 國久美由紀, 森谷茂樹, 阿部和幸, 岩田洋佳
    • 学会等名
      日本育種学会 第142回講演会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] 形態形成制御遺伝子を導入したタバコ組換え細胞の分化反応の解析2022

    • 著者名/発表者名
      佐藤優加, 南川舞, Berbudi B Pratama, 井川智子
    • 学会等名
      第39回日本植物バイオテクノロジー学会大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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