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木材腐朽菌の新しいリグニン分解経路におけるキー酵素の性質解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K20596
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0603:森林圏科学、水圏応用科学およびその関連分野
研究機関地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター

研究代表者

田丸 慶明  地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 研究開発本部機能化学材料技術部バイオ技術グループ, 研究員 (90965865)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード担子菌 / プロテアーゼ様菌体外タンパク質 / 木材腐朽菌 / 加水分解酵素 / 組換えタンパク質発現 / リグニン / 木質バイオマス / バイオリファイナリー
研究開始時の研究の概要

木質バイオマスの有効利用はカーボンニュートラルの達成において重要である。木質バイオマスの分解産物は有用物質へと変換できるものの、芳香族ポリマーであるリグニンが効率的な変換を阻む要因となっている。木材腐朽菌にはリグニンを効率的に分解できる種が存在しており、その能力を高度に利用するためには分解メカニズムを理解する必要がある。そこで本研究課題は、木材腐朽菌の新しいリグニン分解経路を見出すため、木材腐朽菌由来の酵素の性質を明らかにすることを目的とした。

研究成果の概要

担子菌のゲノム上より、白色腐朽菌および褐色腐朽菌を含む木材腐朽菌に高度に保存されている担子菌ユニークなプロテアーゼ様の新規菌体外タンパク質をコードする遺伝子群を見出した。本研究では、木材腐朽菌の一種であるGloeophyllum trabeumが有する当該タンパク質を組換えタンパク質として取得することに成功し、木材腐朽菌が有する菌体外酵素の機能解明に向けた取り組みを実施することできた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

木材腐朽菌が有する菌体外酵素の機能の解明は、その応用可能性などを考慮すると木質バイオマスを有効利用するための技術開発などにおいて有用であると考えられる。本研究課題で着目した菌体外タンパク質は、担子菌ユニークかつ木材腐朽菌にも高度に保存されていたことなどから、木材腐朽菌においても重要なタンパク質であることが強く予想される。今後、当該組換えタンパク質の機能をより詳細に明らかとしていくことで、上記技術等への応用につながる知見の創出が期待される。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 木材腐朽菌由来プロテアーゼ様新規菌体外タンパク質の機能解析2023

    • 著者名/発表者名
      田丸慶明
    • 学会等名
      日本木材保存協会第39回年次大会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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