研究課題/領域番号 |
22K20679
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0704:神経科学、ブレインサイエンスおよびその関連分野
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研究機関 | 立教大学 (2023) 東京大学 (2022) |
研究代表者 |
チャン ユーチャン 立教大学, 現代心理学部, 助教 (50831484)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | consciousness / theory of consciousness / information theory / information closure / Information Closure / neuroscience / Consciousness / ICT / Mathematical Model / Neural Systems / Sense of Agency / Artificial Intelligence / Scale Problem / Simulation / Conscious Action |
研究開始時の研究の概要 |
This project investigates conscious action and the sense of agency using the framework of the Information Closure Theory of consciousness. Research aims include understanding the sense of agency via information theory and identifying conscious action and agency in neural and artificial systems.
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研究成果の概要 |
研究期間中、情報閉包理論(ICT)を用いて意識とエージェンシーの本質を探求しました。この理論は、意識が特定の情報処理パターンから生じると提唱しています。我々は、ICTフレームワークに行動を組み込んだ新しい数学モデルを作成し、自己とエージェンシーを記述しました。(1)数学的基礎の開発、(2)小規模シミュレーションの実施、(3)先進的なAIシステムへのモデル適用、の3段階で進めました。人工ニューラルネットワークを用いたシミュレーションによりモデルを検証し、AIシステムへの応用で広範な関連性を確認しました。この研究は、神経科学およびAI開発における倫理的考察に重要な貢献をもたらすと考えられます。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
私たちの研究は、科学的および社会的に重要な意義を持っています。科学的には、情報閉包理論(ICT)に基づく新しい数学モデルを開発し、意識とエージェンシーのメカニズムを解明しました。このモデルをシミュレーションで検証し、高度なAIシステムにも適用しました。この研究は、神経科学や認知科学の基本的な問題に取り組み、意識の理解を深めるものです。社会的には、AIの倫理的使用に関するガイドラインや政策の策定に役立つ可能性があります。また、人間の心の理解を深めることで、メンタルヘルス治療の改善にも貢献するでしょう。この研究は、科学と社会の架け橋となり、AIや認知科学に対する倫理的なアプローチを促進します。
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