研究課題/領域番号 |
22K20756
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
山口 純司 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科 疾患生理機能解析学分野, 助教 (80964709)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 下肢虚血 / ハイドロキシアパタイト / 生体材料 / 荷電 / 血管新生療法 / 分極ハイドロキシアパタイト / 心筋梗塞 |
研究開始時の研究の概要 |
分極ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite electret, HAE)は血管新生効果を有し、安価に大量生産できるメリットを持つ。我々はこのHAEの心筋注射が、心筋梗塞モデルマウスにおいて血管新生を促し心筋梗塞巣を縮小させることを報告してきた。HAEによる血管新生効果は心筋だけでなく下肢骨格筋でも有効と考えられ、本研究計画では下肢虚血モデルマウスにおいてHAE局所注射が、血管新生効果および救肢率改善効果があるかを検討し、HAEの下肢虚血治療への臨床応用の可能性を示すことを目的とする。
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研究成果の概要 |
現在の下肢虚血治療における課題を克服すべく、安価に大量生産できる荷電粒子である分極ハイドロキシアパタイト(Hydroxyapatite electret, HAE)の局所注射の効果を検討した。HAE投与にて下肢脱落率は低下し、血流が温存され、走行距離も長くなった。HAEの局所注射が下肢虚血の治療として有効である可能性が示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究により確認されたHAEの局所注射による下肢虚血からの保護効果は、安価な治療を提供するという社会的問題の解決にも寄与する可能性があり、その発展性は大きい。また、下肢虚血だけでなく様々な虚血性疾患で応用可能な可能性があり、今後の基礎的研究に寄与する意義のある成果が得られた。
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