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ワクチン感受性低下を来しうるSARS-CoV-2新規変異株の予測

研究課題

研究課題/領域番号 22K20773
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0803:病理病態学、感染・免疫学およびその関連分野
研究機関九州大学

研究代表者

池亀 聡  九州大学, 医学研究院, 助教 (40785193)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードvaccine / SARS-coronavirus 2 / SARS-CoV-2 / ワクチン / 変異株 / 新型コロナウイルス
研究開始時の研究の概要

SARS-CoV-2の更なる変異の可能性を知ることで新規ワクチン開発につながり、また事前予測に基づいたサーベイランスの効率化が期待できる。
申請者は以前の研究でSpikeを発現する組換えvesicular stomatitis virus
(VSV-CoV2-S)を開発し報告した。この系を利用して主要なSpike変異株(デルタ株、オミクロン株等)を持つVSV-CoV2-Sを作成し、ワクチン後血清からのescape mutantを解析する予定である。どのような変異で更なるワクチン感受性低下を起こすかを検討し、実際に変異株が流行する前にリスクのある変異株の予測を目指す。

研究成果の概要

SARS-CoV-2のスパイク遺伝子を発現するvesicular stomatitis virus(VSV-CoV2-S)を改変し本邦での安全性の基準を満たすよう対応した。
また、ウイルスを増殖させるための培養細胞を樹立した。ワクチン後の血清を入手し、新型コロナウイルスの中和能があることを確認したのちに血清存在下でVSV-CoV2-Sを培養し逃避変異株の取得を試みた。
現状ではウイルスに変異が入らず、培養条件や血清の使用量などの条件を検討している段階であり条件を検討したのちに変異誘導実験を再度試みる予定としている。

研究成果の学術的意義や社会的意義

新型コロナウイルスの逃避変異株を安全かつ効率的に取得するための新しい実験系となることが期待され、また実際に発見された変異株から新しいワクチン候補株が早期に発見されることも期待できる。他のウイルスにも応用可能な実験系であり将来的な発展性も期待できると考える。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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