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免疫チェックポイント制御機構の解明と新規治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K20798
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関横浜市立大学

研究代表者

神巻 千聡  横浜市立大学, 附属病院, 助教 (80965715)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード免疫チェックポイント / TIM3 / ゲムシタビン / 癌 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 免疫チェックポイント阻害薬耐性
研究開始時の研究の概要

免疫チェックポイント阻害薬(ICI)により肺癌の治療成績は進歩したが、ほとんどの症例で生じるICIの耐性が課題となっている。臨床で使用されるICIの標的はPD-1/PD-L1が主であるが、耐性には他の免疫チェックポイント分子(LAG3、TIM3、TIGIT等)の関与が指摘されている。これら免疫チェックポイントの発現が制御できれば、更なる治療の改善が期待されるが、その制御機構は不明である。本研究では、各免疫チェックポイント分子の制御機構を明らかにし、それらを標的とした新規治療開発につながる基盤となるデータの確立を目標とする。

研究成果の概要

ヒトPBMCにゲムシタビンと対照としてTIM3発現に影響を与えない抗癌剤を添加し、RNA-seqデータを取得した(2022年未発表)。このデータから抗癌剤によって異なる発現を示した遺伝子を検討し、miR-1254やJUN等いくつかの遺伝子、ncRNAをピックアップした。特にJUNはPBMCに抗癌剤添加したとき、ウェスタンブロッティングにおいて蛋白質発現が異なることを確認し、その変化についてTIM3発現との関連をJUN inhibitorを添加したフローサイトメトリーで確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺癌は癌による死亡者数で最多であり、治療成績の向上が求められている。肺癌の薬物療法は、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)が標準治療となったが、ICI耐性への対応という課題が発生した。免疫チェックポイントにはPD-1以外にもLAG3、TIM3、TIGIT等複数存在しており、本研究ではTIM3に着目して肺癌で使用される殺細胞性抗癌剤の種類によってこのTIM3発現に影響を与える可能性が示唆された。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2024-01-30  

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