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リッキドバイオプシーを用いた濾胞性リンパ腫病勢進展の病態解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K20799
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

堀 善和  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (80963727)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード濾胞性リンパ腫 / 形質転換 / リキッドバイオプシー / cfDNA / NGS / cell free DNA
研究開始時の研究の概要

濾胞性リンパ腫の形質転換に関わる遺伝子変異をリキッドバイオプシーで検出できるかを検討する。具体的には、末梢血中のcell free DNAを濾胞性リンパ腫の患者で検出できるかを検討する。検出できた場合は次世代シークエンサーを用いて濾胞性リンパ腫の形質転換に関連すると報告されている遺伝子を検出できるかを検討し、可能であれば診断時の組織と比較し、濾胞性リンパ腫の診断、治療効果を判定できる系の確立を目指す。

研究成果の概要

濾胞性リンパ腫の形質転換に関連する遺伝子変異をリキッドバイオプシーを用いて検討した。
形質転換FLは腫瘍量で補正しても、抽出されるcfDNA量が有意に多かった。今回の検討では、cfDNA:82.8ngが形質転換を層別化する値として決定された。cfDNAを用いた次世代シークエンサーの解析では、TP53を除いた遺伝子変異割合は既報のFLの病変から抽出される遺伝子と同等であると判断した。一方で、TP53の変異は既報より明らかに多かった。興味深いことに、TP53の変異割合は、形質転換の有無で有意差は認められなかったが、VAFが形質転換FLで有意に多かった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

血液検査を行うことで、濾胞性リンパ腫に関連する遺伝子変異が検討できる可能性が示唆された。また、TP53変異の変異割合と、抽出されるcfDNA量を検討することで潜在的に存在する予後不良な形質転換濾胞性リンパ腫の存在を確認できる可能性があることも判明した。また、遺伝子の解析によりTP53の変異割合の拡大が濾胞性リンパ腫の形質転換と重要な関連がある可能性が判明したことから、今後はより検討する症例数を増やしてTP53の変異と形質転換の関係性について検討していきたいと考えている。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Plasma cell-free DNA amount may be useful as an indicator of transformation in follicular lymphoma2023

    • 著者名/発表者名
      Yoshikazu Hori
    • 学会等名
      第85回日本血液学会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実績報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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