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Secretoglobin (SCGB) 3A2による抗腫瘍作用の機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 22K20813
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0901:腫瘍学およびその関連分野
研究機関東北大学

研究代表者

中山 瞬  東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (30968110)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードpancreatic cancer / CAFs / SCGB3A2 / 膵癌
研究開始時の研究の概要

本研究では、生体内で多彩な作用をもつサイトカイン様蛋白Secretoglobin (SCGB) 3A2による抗腫瘍作用を、消化器癌で最も難治性である膵癌において検証し、特に上皮間葉転換および癌微小環境における作用を解明する。本研究を通じて、上皮間葉転換、癌微小環境を標的とした膵癌の新規治療薬の開発を目指す。

研究成果の概要

膵癌CAFにおいてSCGB3A2がIFNARを介する経路でSTAT1の活性化を誘導するという仮説をたて、これを検証することとした。膵癌手術検体5例からのCAFの分離培養を行い細胞株を樹立し、不死化を行った。患者由来CAFにおいてshRNAを用いてIFNAR1ノックダウン細胞株を作成した。NOGマウスに患者由来CAFを膵癌細胞株(AsPC-1)と共に同所移植するOrthotopic xenograft modelを作成した。現在SCGB3A2蛋白の生成を進めており、これらのノックダウンモデルとマウスモデルに投与することで、SCGB3A2の抗腫瘍作用とIFNARの関連を検証する予定である。

研究成果の学術的意義や社会的意義

生体内で肺発生における成長因子様作用、肺線維症における抗線維化作用、アレルギー性気道炎症に対する抗炎症作用など多彩な作用をもつサイトカイン様蛋白Secretoglobin (SCGB) 3A2は主に肺に特異的に発現する蛋白であり、肺腺癌においては抗腫瘍作用を有することが確認されているが、その機序については明らかになってはいない。
本研究は、消化器癌で最も難治性である膵癌において特に癌微小環境におけるSCGB3A2の作用を解明することで、新規治療薬として利用できる可能性を検証する足がかりとなった。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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