研究課題/領域番号 |
22K20888
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0902:内科学一般およびその関連分野
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
妹尾 賢 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (00963026)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 気管支喘息 / IL-22BP / IL-22 / 喘息 / 気道過敏性 |
研究開始時の研究の概要 |
気管支喘息の約5-10%が重症・難治性であり、喘息患者が増悪をきたすことによる社会的損失は大きい。既存の分子標的薬が無効な症例が存在するため、新規治療が求められている。IL-22BPはIL-22のおとり受容体である。3型炎症に関連するIL-22は喘息に対して保護的な作用があり、IL-22BPが喘息を悪化させる可能性が考えられる。本研究の目的は、喘息におけるIL-22BPの役割を解明し、新規治療開発につなげることである。
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研究成果の概要 |
気管支喘息の約5-10%が難治性であり、喘息患者が増悪をきたすことによる社会的損失は大きい。既存の分子標的薬が無効な症例が存在するため、新規治療が求められている。IL-22BPはIL-22のおとり受容体である。IL-22は喘息に対して保護的な作用があり、IL-22BPが喘息を悪化させる可能性が考えられる。喘息におけるIL-22BPの役割を解明するため、IL-22BP欠損マウスの評価を行ったところ、気道過敏性亢進が野生型マウスに比し減弱していることを明らかにした。、IL-22BPが気道過敏性亢進に促進的に働いており、IL-22BPの制御が新たな喘息治療として有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
気管支喘息のアレルギー性気道反応、特に気道過敏性亢進は喘息の重要なフェノタイプのひとつであるがそのメカニズムについては不明な点が多い。我々の研究成果から、IL-22BPが気道過敏性亢進に促進的に働いており、IL-22BPの制御が新たな喘息治療として有用である可能性が示唆された。
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