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p53搭載腫瘍融解ウイルスの治療関連バイオマーカー探索と効果予測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 22K20942
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0905:恒常性維持器官の外科学およびその関連分野
研究機関岡山大学

研究代表者

門脇 大輔  岡山大学, 大学病院, 医員 (30966255)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードOncolytic Virus / がんウイルス療法 / OBP-702 / 腫瘍融解ウイルス / バイオマーカ― / OBP-301 / p53 / バイオマーカー / 腫瘍溶解ウイルス / 腫瘍融解アデノウイルス / ウイルス療法
研究開始時の研究の概要

がん治療においては近年、バイオマーカーに基づく個別化医療がますます重要となってきている。がんウイルス療法は、高い腫瘍特異性を有し、既存の治療法とは異なるメカニズムで細胞死を誘導する新規治療法のひとつである。申請者らは、現在臨床試験段階にあるテロメラーゼ特異的腫瘍融解アデノウイルス(OBP-301)を基本骨格とし、より強力な治療効果を発揮する次世代型ウイルス治療薬として、p53がん抑制遺伝子を搭載した腫瘍融解アデノウイルス(OBP-702)を開発した。本研究では、約50種のヒトがん細胞株を使用して、OBP-702の治療関連バイオマーカーの同定を行い、その効果予測システムの構築を目指す。

研究成果の概要

本研究ではOBP-702、OBP-301、Ad-p53を用いて様々な癌腫の細胞株に対する細胞障害活性を検証した。50%阻害濃度を算出しこれを基盤となるデータベースとして、網羅的な解析を行いOBP-702のバイオマーカーの検索を行った。OBP-702の抗腫瘍メカニズムを「ウイルス感染」、「ウイルス複製」、「p53」の要素に分け検討し、それぞれ「CAR」、「Ki67」、「p53遺伝子変異」がOBP-702の抗腫瘍効果に関連する因子であった。これらの3因子をバイオマーカーと見立てOBP-702の治療効果を予測するスコアリングシステムを構築し、in vitroでの治療効果と相関することを確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

がんウイルス療法は高い腫瘍特異性を有し、既存の治療法とは異なるメカニズムで 細胞死を誘導する新規治療法のひとつである。現段階では、がんウイルス療法における普遍的な、あるいは個々のウイルス治療薬に特異的なバイオマーカーの報告はなく、独自のバイオマーカー探索が必要と考えられる。本研究では、約50種のヒトがん細胞株を使用して、OBP-702(p53搭載腫瘍融解アデノウイルス)の治療関連バイオマーカーの同定を行い、その効果予測システムの構築を行った。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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