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運動による代謝物の変化が前立腺癌の進展に及ぼす影響の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K20959
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0906:生体機能および感覚に関する外科学およびその関連分野
研究機関大阪大学

研究代表者

岡 利樹  大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (60964385)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード前立腺癌 / 運動
研究開始時の研究の概要

前立腺癌の進展には生活習慣が関与している。高脂肪食を特徴とした欧米型の食事は前立腺癌のリスクとなる。我々は過去に、高脂肪食が前立腺癌の進展を促進するメカニズムを解明した。一方で運動は前立腺癌の進展を抑制するが、そのメカニズムの全貌は解明されていない。我々は先行研究において、高脂肪食により代謝物が大きく変化することを発見した。運動は体内の代謝を大きく変化させることが知られていることから、運動代謝物の変化を介して前立腺癌の進展を制御している可能性が考えられる。本研究では前立腺癌マウスを用いて運動による代謝物の変化を解析し、前立腺癌の進展に影響を及ぼす代謝物の同定およびそのメカニズムの解明を行う。

研究成果の概要

食生活の欧米化や高齢化などの影響を受けて前立腺癌の罹患率は増加傾向である。前立腺癌は生活習慣に大きく関係しており、適度な運動は前立腺癌の予後を改善させることが知られている。しかし、そのメカニズムは不明である。
本研究では、運動が前立腺癌の進展に対して与える影響について前立腺癌モデルマウスを用いて検証し、特に運動による代謝物の変化に着目した。
まず、前立腺癌モデルマウスを通常群および運動群に分けて22週齢まで飼育した。その結果、運動群では前立腺癌の有意な縮小を認めた。また、運動により前立腺癌組織中の代謝物のプロファイルが大きく変化していることを見出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

疫学的に証明されていた運動による前立腺癌抑制効果を基礎実験において証明した当研究の意義は大きい。また、前立腺癌組織中の代謝物の変化を特定できたことの学術的意義も大きい。今後は変化した代謝物が、前立腺癌の進展に及ぼす影響について検証を行う。また、当該代謝物のバイオマーカーとしての利用や治療ターゲットとしての妥当性についても検証していく。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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