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エナメル質と同じ摩耗性をもつ新規歯冠修復用素材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K20999
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関九州歯科大学

研究代表者

徳永 隼平  九州歯科大学, 歯学部, 特別研修員 (00966658)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワードCAD/CAM / 摩耗 / エナメル質 / 生体模倣 / 歯 / 歯冠修復
研究開始時の研究の概要

クラウンなどの修復物と対合歯は咀嚼などによって摩耗する。材料の種類によっては、対合歯または材料自体の損傷が大きくなり、予後不良を招く恐れがある。そのため、エナメル質/材料または材料/材料間の摩耗性は重要である。しかし、既存のあらゆる材料において、エナメル質と同等の摩耗性をもつ修復物は存在しない。そこで本研究では、エナメル質と同じ摩耗性をもつ歯冠修復用CAD/CAMブロックを開発することを目的とする。具体的には、申請者らが合成に成功したエナメル質と同じ硬さをもつ新素材に改良を加え、実現を目指す。

研究成果の概要

本研究では、エナメル質と同じ摩耗性をもつ歯冠修復用CAD/CAMブロックを開発することを目的とし、新規ポリマー含浸セラミックスを開発することを目的とした。新規ポリマー含浸セラミックスは、ジルコニアスラリーから作製された多孔質ブロックに、レジンを含浸・重合させることで作製した。作製した新規ポリマー含浸セラミックスの摩耗特性は、二体衝突滑走摩耗試験にて評価した。新規ポリマー含浸セラミックスの摩耗量は、市販のポリマー含浸セラミックスより高く、ジルコニアより低かった。この結果から、新規ポリマー含浸セラミックスはエナメル質の摩耗性に比較的近い可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究により、新規ポリマー含浸セラミックスの摩耗性が歯質に近い可能性があることが示された。この研究で得られた知見をもとに、新規歯冠修復用材料が開発されれば、天然歯に近い修復処置が可能となると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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