研究課題/領域番号 |
22K21000
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
枡 澪那 昭和大学, 歯学部, 助教 (00965890)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 光学印象 / 無歯顎 / インプラント / デジタル印象 / 真度 / スキャン補助デバイス / デジタル / 口腔内スキャナー |
研究開始時の研究の概要 |
口腔内スキャナーを用いたデジタル印象法は口腔内を直接スキャンして三次元形態データを取得することにより,補綴装置の寸法精度の低下が解消される.しかし,口腔内スキャナーは,印象範囲が大きくなるにつれて精度が低下することが報告されている.そこで予備的検討において,補助デバイスを開発し,欠損部顎堤に介することで従来法よりも精度が向上することが示された.しかし,臨床応用と製品化に向けて,真度の検討,形態の最適化,スキャンパスの構築,およびin vivoにおける効果測定など不明点が多い.そこで本研究の目的は補助デバイスの形態の最適化と,最適化された補助デバイスの精度・真度補償効果を検証することである.
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研究成果の概要 |
口腔内スキャナーは,印象範囲が大きくなるにつれて精度が低下することが報告されている.そこで予備的検討において,補助デバイスを開発し,欠損部顎堤に介することで従来法よりも精度が向上することが示された.しかし,臨床応用と製品化に向けて,真度の検討,形態の最適化,スキャンパスの構築,およびin vivoにおける効果測定など不明点が多い.そこで本研究は補助デバイスの形態の最適化と,最適化された補助デバイスの精度・真度補償効果を検証することとした.倫理審査委員会にて認可を受けた後,ヒト口腔内で開発した補助デバイスを使用したところ,精度及び真度は有意に向上した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果,実際のヒト口腔内にて補助デバイスを使用し,口腔内スキャナーを用いてデジタル印象を行った際に,使用しない場合と比べて有意に精度及び真度が向上した. これは,従来の印象方法と比較しコスト削減とともに,患者の不快感の軽減及び,スキャンデータをデータベースとして保存可能になると考えられる.これは臨床的に非常に意義があると言える.
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