研究課題/領域番号 |
22K21020
|
研究種目 |
研究活動スタート支援
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
|
研究機関 | 九州歯科大学 |
研究代表者 |
安藤 瑛香 九州歯科大学, 歯学部, 助教 (60964541)
|
研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
|
配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | 咀嚼筋痛 / 心理ストレス / 心理的ストレス |
研究開始時の研究の概要 |
歯科臨床において咀嚼筋痛(MP)の患者に遭遇することは多い。軽度もしくは疼痛コントロール良好であったMP患者が日常生活において心理的ストレスを受けた後に疼痛が増悪し慢性化する症例も少なくない。MPを含む慢性疼痛の増悪に心理的ストレスやそれに伴う自律神経の不調が関与していることは以前より示唆されているが、その詳細なメカニズムは不明である。本研究計画では心理的ストレスがMPを増悪させるメカニズムを明らかにするために、MP患者の心理的ストレス負荷時の自律神経活動および心理的ストレスを統制する脳の前頭前野の機能変調について検討する。
|
研究実績の概要 |
歯科臨床において咀嚼筋痛(MP)の患者に遭遇することは多い。軽度もしくは疼痛コントロール良好であったMP患者が日常生活において心理的ストレスを受けた後に疼痛が増悪し慢性化する症例も少なくない。Weckiewiczらの報告(Front Psycho. 2017)では成人の12-14%がMPに苦しんでおり憂慮すべき社会的問題になっている。慢性疼痛の増悪や疼痛の慢性化に心理的ストレスが関与していることは以前より指摘されているが、そのメカニズムは不明なままである。また心理的ストレスが大脳辺縁系に伝えられ、自律神経活動に影響を与える経路は明らかになっているが、その経路が疼痛の増悪に関与するかの報告はない。本研究計画では心理的ストレスがMPを増悪させるメカニズムを明らかにするために、MP患者の心理的ストレス負荷時の自律神経活動および心理的ストレスを統制する脳の前頭前野の機能変調について検討する。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナの蔓延により、新規患者及び対象患者が激減し必要な症例数を獲得できなかった。今年度よりさらに積極的に症例数を獲得したいと思う。
|
今後の研究の推進方策 |
MP患者の心理的ストレス負荷時の自律神経活動および心理的ストレスを統制する脳の前頭前野の機能変調について検討 する。MP患者の心理的ストレス負荷前後の疼痛、自律神経活動及び前頭前野活動を検討することで心理的ストレスによるMPの増悪のメカニズム に自律神経活動及び前頭前野の機能変調が関与していることを明らかにする。
|