研究課題/領域番号 |
22K21023
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
瀧澤 秀臣 昭和大学, 歯学部, 助教 (70963023)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 神経堤由来細胞 / 神経堤幹細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
神経堤細胞は高い多分化能をもつ幹細胞集団であり、胚発生過程において頭蓋顎顔面などの様々な細胞や組織に分化する。近年、成体でも幹細胞マーカーを発現する神経堤由来細胞の存在が確認されたが、その分布や機能の詳細は未解明である。成体の神経堤由来細胞が多分化能を維持しているならば、口腔の創傷治癒や組織再生への応用が期待できるため、その多分化能を応用した生体移植材料としての基盤を構築する。
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研究実績の概要 |
1.神経堤由来細胞の多分化能解析(in vitro) 成体にて容易に採取が行える神経堤由来細胞のソースとして毛包と口蓋粘膜の2箇所が検討される。そのため、P0-EGFPマウスより採取したEGFP陽性の毛包由来神経堤細胞、口蓋粘膜由来神経堤由来細胞を幹細胞増殖培地で増殖させた。それぞれの細胞の幹細胞としての性質をフローサイトメトリーで解析を行ったところ、両者とも幹細胞であることが認められた。幹細胞培地で培養増殖させた毛包由来の神経堤由来細胞をケラチノサイトおよび骨芽細胞へと分化誘導させた。骨芽細胞への分化誘導は計画した培養日数までの培養が行えず解析できていない。ケラチノサイト分化誘導培地での培養7日目、14日目にそれぞれの細胞の性質の確認を蛍光免疫染色およびqPCRにて解析した。蛍光免疫染色ではKeratin 13、Keratin 14陽性の細胞が培養7日目および14日目にて認められた。qPCRでは培養14日目にてKeratin13およびKeratin14遺伝子発現の傾向が認められたが、信頼性のおける十分な結果は得られていない。ケラチノサイトへの分化誘導に関し、再度検証実験を行い十分な確認を行う。 2.移植用粘膜細胞シートおよび骨補填剤の作製 神経堤由来細胞のソースおよびケラチノサイト、骨芽細胞への分化誘導の検証が不十分なため、移植用組織の作製へ着手できていない。今後、毛包由来神経堤由来細胞にてケラチノサイトへの分化が検証され次第、移植用組織の作製に着手する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
培養実験にて解析している結果が予想よりスムーズに出ていないため、1つ1つの工程での検証等に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
今後臨床応用することを考え、細胞の採取のしやすさから毛包由来の神経堤由来細胞を選択しているが、口蓋粘膜由来の神経堤由来細胞にて、粘膜および骨への移植用組織の作製に着手する。
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