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歯周病原細菌の菌体成分/分泌物が肺炎モデルマウスに及ぼす作用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 22K21028
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関愛知学院大学

研究代表者

岡部 徹平  愛知学院大学, 歯学部, 歯学部研究員 (90964411)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード誤嚥性肺炎 / Porphyromonas gingivalis / Streptococcus pneumoniae / ロイペプチン / リポポリサッカライド / FimA / ジンジパイン / ペリオドンタルメディシン / 超高齢社会
研究開始時の研究の概要

Porphyromonas gingivalisはリポポリサッカライド(LPS)、ジンジパイン、線毛などの病原因子を発現しており、これらの因子が宿主細胞を活性化し、炎症巣の形成に大きな役割を果たしている。6週齢雄性C57BL/6マウスにLPS、線毛またはロイペプチンを含んだP.gingivalisの培養上清(PgSup)とStreptococcus pneumoniaeを気管から直接混合投与することで誤嚥性肺炎モデルマウスを作製し、P.gingivalisの病因因子が肺炎に与える影響の検証を行う。

研究成果の概要

6週齢雄性C57BL/6マウスをコントロール群(Porphyromonas gingivalis、Streptococcus pneumoniae培養液であるsTSB投与群)、P.g培養上清(PgSup)投与群、S.p感染群、ロイペプチン投与群、S.p+PgSup混合感染群、S.p+LPS混合感染群、S.p+FimA混合感染群、S.p+PgSup+ロイペプチン混合感染群の8群に分け24時間飼育後、肺を回収し組織学的解析、遺伝子発現解析、タンパク発現解析、肺における好中球/マクロファージ分画の解析を行った。
結果として、S.p+LPS、S.p+PgSup+ロイペプチンにおいて炎症増加傾向を認めた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでも歯周病原細菌の誤嚥性肺炎に与える影響については行われてきたが、Porphyromonas gingivalisの菌体成分/分泌物に着目し、個別にマウスに肺炎球菌と混合感染させる例は皆無であった。今回、LPS、ロイペプチンとの混合感染において炎症増加傾向が認められたが、ロイペプチンにおいては当初想定した結果とは異なっていた。
今回の結果を受けてさらに各成分の投与量について精査を行い、手法を検討し、誤嚥性肺炎の原因物質を明らかにしていきたい。これらを解明することは、超高齢社会において問題となっている歯周病と誤嚥性肺炎の効果的な治療薬の開発に繋がる可能性を有している。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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