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miR-125bが担う骨代謝機能の解析と矯正歯科治療への応用の可能性

研究課題

研究課題/領域番号 22K21040
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関広島大学

研究代表者

小笠原 伯宏  広島大学, 病院(歯), 歯科診療医 (20964125)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワードマイクロRNA / miR-125b / 骨代謝 / miR-1254b
研究開始時の研究の概要

マイクロRNAは標的mRNAを不安定化/翻訳抑制し、様々な生命活動を制御している。マイクロRNAのうち、miR-125bは異なる経路で骨芽細胞と破骨細胞両方の分化を制御していることから、ミミックまたはアンタゴmiRの投与により骨代謝を制御できる可能性を考えた。これは歯槽骨の吸収と添加を繰り返す歯科矯正学的な歯の移動において重要な知見であることから、本研究では、miR-125bのノックアウトマウスを作製し、miR-125bの骨代謝における生理的意義を解明することで、新規作用機序に基づく骨代謝制御治療薬へとつながる知見を得ることを目指す。

研究成果の概要

本研究では、新規作用機序に基づく骨代謝制御治療薬へとつながる知見を得るために、異なる経路で骨芽細胞と破骨細胞両方の分化を制御しているmiR-125bの骨代謝における生理的意義を解明することを目的とした。
初年度では、交配により骨芽細胞特異的miR-125b-1欠損マウス(miR-125b-1fl/fl;Col1a1-Cre/mice)の作製を進めた。次年度では、得られたmiR-125b-1fl/fl;Col1a1-Creマウスの成長を観察し、生後12週齢で屠殺しサンプルとして大腿骨及び脛骨を回収した。脛骨をマイクロCTにて撮影し骨の表現型の確認を行なった。大腿骨よりRNAを抽出した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

骨芽細胞が分泌する基質小胞中に含まれるmiR-125bは破骨細胞の分化を抑制するが、内在性のmiR-125bは間葉系細胞や骨髄ストローマの骨芽細胞分化を抑制するといった報告もあり、miR-125bは多様な機能を持つと推定される。本研究では、Col1a1を発現する細胞でのみmiR-125b-1を欠損させたが、現状の結果では骨の表現型に影響は認めなかった。miR-125bの骨代謝における機能を解明することは歯槽骨の吸収と添加を繰り返す歯の移動において重要な知見であり、また新規作用機序に基づく骨代謝制御治療薬へとつながる知見でもあることから、社会的にも需要な意義がある。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書

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公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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