研究課題/領域番号 |
22K21054
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0907:口腔科学およびその関連分野
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
宮崎 貴行 東京医科歯科大学, 東京医科歯科大学病院, 特任助教 (60964971)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | シングルセル解析 / OTM / PDL / Mohawk homeobox / Mkx |
研究開始時の研究の概要 |
歯根膜は歯科矯正学的な歯の移動に重要な役割を果たしているが、その分子メカニズムはいまだ不明である。我々はこれまでに、腱に特異的な転写因子であるMohawk homeobox(Mkx)がPDLに発現し、MkxがRANKLや破骨細胞分化の誘導を介して、歯科矯正力を介した歯の移動におけるメカノセンサとして機能している可能性を報告してきが、未だその分子メカニズムの詳細については不明な部分が多い。そこで、本研究では、Mkx欠失ラットに歯科矯正学的な歯の移動を行い、シングルセル解析を行い、Mkxがメカニカルストレスによる骨改造に及ぼす作用を解明することを目的とする。
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研究成果の概要 |
歯根膜は歯科矯正学的な歯の移動に重要な役割を果たしているが、その分子メカニズムはいまだ不明である。我々はこれまでに、CRISPR / Cas9システムを用いて作製されたMkx欠失ラットを用いて、歯根膜に特異的な転写因子であるMohawk homeobox(Mkx)がRANKLや破骨細胞分化の誘導を介して、歯科矯正力を介した歯の移動におけるメカノセンサとして機能している可能性を報告してきた。本研究では、多様な細胞から構成される歯根膜の複雑性、組織に関わる遺伝子間の関係性を明らかにするため、シングルセル解析を行い、Mkxがメカニカルストレスによる骨改造に及ぼす作用を解明することを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Mkxのにおける恒常性維持、骨リモデリングへの作用を解明することは、歯科矯正学的な歯の移動が阻害される骨性癒着などの歯根膜の病的状態に対する新たな治療法への新領域開発の礎となると考えられる。
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