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力学的生体適合性と物理化学的安定性に優れた新規3Dプリント義歯用素材の開発

研究課題

研究課題/領域番号 22K21068
研究種目

研究活動スタート支援

配分区分基金
審査区分 0907:口腔科学およびその関連分野
研究機関九州歯科大学

研究代表者

畑 賢太郎  九州歯科大学, 歯学部, 特別研修員 (20966650)

研究期間 (年度) 2022-08-31 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード義歯 / 3Dプリント / 人工歯 / 積層造形 / レジン
研究開始時の研究の概要

光硬化型の積層造形(3Dプリント)は、CAD/CAM切削加工よりも造形精度が高く、複雑な形状が造形できるため、義歯の作製に適している。しかし、既存の義歯用3Dプリント素材は、力学的性質と物理化学的安定性が劣るアクリル系レジンであるため、人工歯に用いた場合、摩耗、脱離、着色、吸水劣化などの課題がある。つまり、これら臨床的課題を克服する新素材が求められる。申請者らは、エナメル質に匹敵する硬さをもち、物理化学的に安定した性質をもつ新規3Dプリント用素材の開発に成功した。本研究では、独自の3Dプリント用素材に改良を加え、義歯に適した新規3Dプリント素材を開発する。

研究成果の概要

3Dプリント用義歯の素材は、CAD/CAM切削加工用ブロックと比べると機械的性質や物理化学的性質は低いという課題がある。そこで本研究では、物理化学的性質と力学的性質に優れた義歯用新規3Dプリント素材を開発することを目的とした。シラン処理したシリカフィラーとアクリル系レジンから新規3Dプリントレジンを調製し、機械的性質と物理化学的性質を評価した。その結果、試作した3Dプリントレジンの機械的性質と物理化学的性質は、市販の小臼歯CAD/CAM用コンポジットと同等またはそれ以上であった。このことから、試作した3Dプリントレジンは義歯人工歯などの3Dプリント素材として有望である可能性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

試作した3Dプリントレジンは、義歯人工歯などの3Dプリント素材として有望である可能性が示唆された。このような材料が実用化されれば、優れた機能性をもつ3Dプリント義歯が低価格で実現すると考えられる。

報告書

(3件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Bond Strength of Sandblasted PEEK with Dental Methyl Methacrylate-Based Cement or Composite-Based Resin Cement2023

    • 著者名/発表者名
      Hata Kentaro、Komagata Yuya、Nagamatsu Yuki、Masaki Chihiro、Hosokawa Ryuji、Ikeda Hiroshi
    • 雑誌名

      Polymers

      巻: 15 号: 8 ページ: 1830-1830

    • DOI

      10.3390/polym15081830

    • 関連する報告書
      2023 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-09-01   更新日: 2025-01-30  

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