研究課題/領域番号 |
22K21093
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研究種目 |
研究活動スタート支援
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
0908:社会医学、看護学およびその関連分野
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
松永 真由美 上智大学, 総合人間科学部, 助教 (20963002)
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研究期間 (年度) |
2022-08-31 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 妊娠糖尿病 / E-learning / 継続支援 / 公表 / ヒアリング / クリニカルパス / 多職種連携 / 実装研究 |
研究開始時の研究の概要 |
妊娠糖尿病は、妊娠中の様々な周産期合併症だけでなく産後の2型糖尿病発症のリスクの高さから、妊娠糖尿病妊婦に対する多職種連携・継続支援は必須である。応募者は先行研究にて妊娠糖尿病妊婦に対する多職種連携・継続支援の構築を目的としたクリニカルパスの開発とクリニカルパス導入に向けたE-learningを開発し実行可能性を評価した。本研究では第一段階としてクリニカルパスとE-learningの実用化に向けた修正を行い、第二段階としてクリニカルパスとE-learningを1病院に導入し実装研究にて評価を行う。
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研究実績の概要 |
本研究の目的は、妊娠糖尿病の診断から産後の2型糖尿病予防まで視野に入れた多職種・継続支援のためのクリニカルパスを病院に導入し評価を行うことである。2022年度は、クリニカルパスの導入に向けた準備として、文献検討や妊娠糖尿病の支援に関わる医療者を対象としたヒアリングを行った。2023年度はこれらの結果を踏まえながら、妊娠糖尿病の継続支援パスを実際に病院に導入するための以下の内容を実施した。
1)前年度集めたデータを元にE-learningと研究計画書の修正:E-learningのデータを最新データに修正した。また、研究計画書は、先行研究で開発したクリニカルパスのモデル案を多職種合同のチームで病院の特徴に合わせて修正する段階までに区切ることとした。また、クリニカルパス作成の段階から混合研究法で行うことで、クリニカルパス導入における臨床現場での効果や課題をより深くデータ収集できると考える。 2)研究実施のための研究倫理審査の実施と対象者のリクルート:研究実施に向け上智大学と対象施設の研究倫理審査委員会からの承認を得た。現在、対象施設に研究説明とリクルートを依頼している状況。 3)関連する先行研究の論文公表:先行研究として行った妊娠糖尿病の継続支援パスの実行可能性の評価とE-learningの開発に関する内容を学術論文として公表した。本研究で得られたデータを公表していくために、関連している先行研究を随時、論文として公表することは必須の事項である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2022年度に行った対象施設のヒアリング調査より、予定していた計画で導入することが困難となったため研究計画書と実装内容の修正をする必要があった。2023年度は修正作業に半年時間が必要となったため当初の計画より遅れている状況。
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今後の研究の推進方策 |
2024年度は対象施設で妊娠糖尿病に対する多職種合同の支援チームを結成し、妊娠糖尿病の継続支援パスの作成と導入を行う。また、本研究結果の公表に向けた準備として、先行研究として行った妊娠糖尿病の継続支援パス導入に向けた医療者向け教材の開発に関する研究の論文の執筆と公表をすすめる。
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